
おとうさんってスノボとかできるの?



スノーボードはやってたけど練習が必要でちょっと敷居が高いんだ



手軽にできる冬のレジャーはないかしら?
スノーシューとは


スノーシューとは「snow(雪)」と「shoes(靴)」を繋げた言葉です。
つまり雪の上を歩くために作られた冬専用の靴です。
発祥は北欧で、雪に包まれた土地で狩猟や日常の生活で使われていました。
日本でも北国など雪の多い地域では古くから「かんじき」や「ワカン」など、スノーシューに近い形状の物が使われて来ます。
かんじきやわかんは竹で作られるのが主ですが、スノーシューはアルミニウムやプラスチック製が主です。
スノーシューでお手軽雪遊び


僕がスノーシューをはじめたきっかけは、先輩の家に遊びに行った際に



おう、おもしれえ物あるからちょっと来い
とバカでかい畑に連れられていったこと。
納屋から出てきた先輩が持っていたのが「スノーシュー」でした。
それを履いて雪の覆われた畑をワシワシ歩くのです。
また遊びたいな…と持っていた矢先に先輩が亡くなり、図々しくも遺品としてくださいと頂いてきました。
スノーシューはツアーに参加して林の奥に分け入るのも楽しいですが、雪の降った朝に誰も踏み入っていない公園で足跡を付けるだけで十分楽しいです。
先輩が亡くなってからは近くにあるスキー場(北海道では家から30分くらいにスキー場があるのはよくあることです)でただただ雪の中を歩いています。
真っ白い雪原の中を歩くのは単純に楽しく、どうしても「うひょ~~~」と奇声が抑えられませんw
スノーシューで遊ぶときの服装


スノーシューをやってみたい。スノーシューが必要なのは当然として服装は?ここではスノーシューを楽しむ際の服装について解説します。
スノーシューで遊ぶとき、僕が来ているのはレインウェアです。
スノーシュー(スノートレッキング)は歩くだけのアクティビティですが、運動量は多く結構汗をかきます。
ですのでスキーウェアでは暑すぎるので、防寒機能のないハードシェルがおすすめ。
ハードシェルがなければゴアテックスなど防水透湿性のあるレインウェアが普段使いもしやすく低コストです。
寒さ対策は中にフリースを着て調整します。いわゆるレイヤリングです。
暑い、寒いは服を脱ぎ着して調整します。
汗をかいてそのままにしておくとあっという間に冷えてしまうので注意しましょう。
靴はお試しならスノーブーツで十分です。(長靴は固定する際に潰れるので不向き)
ツアーに参加したり、自身で山に入っていったりする場合は登山靴がおすすめ。
登山靴はたいがいゴアテックス使用なので汗対策(蒸れ対策)も万全です。
\レインウェアについてはこちらの記事をどうぞ/


スノーシューの着脱法


スノーシューの着け方は簡単です。
- バンドを全開す
- 足を入れる
- バンドを通す
- ラチェットを操作し締め付ける
外し方はラチェットのリリースボタンを押すとバンドが外れます。
スノーシューでフィールドに出る時にあると便利なアイテム4選


スノーシューで遊ぶときは基本的にスノーシューだけでOKです。
でもアウトドアアクティビティなのであると便利に、安全に、快適になるアイテムがあります。
多くは登山でも使える物なので、これから登山をはじめたい人も持っていて損はありません。
僕のおすすめするスノーシューでフィールド出る時にあるとよいアイテム4選をどうぞ。
ザック
ザックは両手がフリーになるので歩きにくいスノーシューで遊ぶときに最適です。
大きさは20l~30lがおすすめ。
お弁当や飲み物を入れておくのに丁度いい大きさなのです。
くわえて暑くなったら上着を入れ、寒くなったら取り出すなど、大きな荷物を入れておけますよ。
\ザックについてはこちらで詳しく解説しています/


サングラス
サングラスは紫外線から眼を守るために使用します。
冬は紫外線が少ないと思われるかもしれませんが、スノーシューは山で行うことが多いので標高が高く、紫外線も強い環境です。
くわえて雪の反射で紫外線が眼に入りやすく、その時は良くても寝ているときに「眼に石が入った感覚」で痛くて目が覚める、いわゆる雪目になってしまいます。
紫外線の乱反射を抑えることで景色が綺麗に見えるというメリットもあります。
また、サングラスの色は濃い色ではなく、ミラータイプなど薄い色を選びましょう。
濃い色だと瞳孔が開いてしまい、かえって目を傷める可能性があるからです。
溶接の職人だった僕の意見としてはクリアタイプでも紫外線は十分防げます。
溶接工は紫外線との戦いですが、クリアタイプのメガネをしているだけで、ほぼ100%眼を保護できたからです。
トレッキングポール
イメージ通りスノーシューは歩きにくいです。
くわえてスノートレッキングは歩く場所が山道で、雪は凸凹しているのでバランスを取るのが大変。
そのような時にトレッキングポールがあると便利です。
トレッキングポールを両手に持っていればバランスを取りやすいだけでなく、推進力も得られるのでいつもより長く歩けます。
トレッキングポールを使う際は通常のトレッキングポールで構いませんが、そのままでは雪に埋まってしまうのでスノーバスケットを使いましょう。
ゲーター
ゲーターはスパッツと言うこともあります。日本語で言うと脚絆です。
足の甲から足首、ふくらはぎ辺りまでを覆うカバーです。
雪の侵入を防ぐので、快適に歩けます。
無くても良いものですが、あるとより快適にスノーシューを楽しめますよ。
書籍でスノーシューを知りたい人はこちらがおすすめ
Amazonや楽天市場で販売されているスノーシューに関する書籍は多くありません。
そしてその多くが10年前の発刊です。
また、新刊ではプレミア価格が付いているので古本を買うか、電子書籍という手もあります。
古本であれば500円前後、電子書籍であれば1500円前後が多いです。
始める! スノーシュー 単行本




ふかふかの雪が積もったフィールドへ案内してくれる、初心者が楽しくスノーシューを楽しむためにはじめに手にしたい一冊。
歩きやすい全国33コースを紹介しているので、近くのコースがきっと見つかるはずです。
発刊が古いので購入時の価格と状態を確認しましょう。
スノーシュー・コースプランGUIDE (Outdoor)




地元ガイドが厳選した40のコースを網羅しています。
これ一冊で遊びつくせない程のコースを知れますね。
もちろん掲載されたコースを元にあなただけのコースを開拓するのもアリ。
本格的に雪山に挑戦したいならこの本がおすすめです。
はじめての雪遊びをする人におすすめのスノーシュー
スノーシューは決して安いアイテムではないので間違いのない物を選びたいですね。
ポイントは「適合荷重」です。
適合荷重は自身の体重にくわえ、荷物の重さも加味します。
多くの商品が80~100㎏に対応していますので、大柄な男性でもおおよそ大丈夫と思われます。
キャプテンスタッグ UX-1177 CS スノーシュー TYPE3 25inc
サイズ | 63cm×21cm |
適合荷重 | 記載なし |
ベース素材 | ポリエチレン |
重さ | 1.7㎏ |
バインディングタイプ | ラチェット式 |
スノーシューだけでなくアウトドア全般で初心者向けのアイテムを展開しているキャプテンスタッグの商品です。
適合荷重の記載はありませんが、少なめに見て80㎏を想定するとよいでしょう。
ベース素材はhポリエチレンでアルミ製に比較して強度はありませんが、軽いのが魅力。
バインディングタイプはラチェット式なので簡単に装着できます。




ベルモント BS-078 アルミスノーシュー
サイズ | 53cm×21cm |
適合荷重 | 記載なし |
ベース素材 | アルミ合金 |
重さ | 1.59kg |
バインディングタイプ | ラチェット式 |
こちらも適合荷重の記載がありません。荷物は安全を考慮しつつ最小限にするとよいでしょう。
フレームからベースがアルミ合金なので丈夫で、柔らかく深い新雪でも沈みにくいのでよりスノートレッキングをたのしめます。
収納袋が付いているので、フィールドまでの持ち運びが楽です。




コンパル アルミ・スノーシュー M-53
サイズ | 53cm×21cm |
適合荷重 | 記載なし |
ベース素材 | アルミ合金 |
重さ | 1.64kg |
バインディングタイプ | ラチェット式 |
ここまでは平野部を歩くスノーシューを紹介しましたが、この商品は傾斜も歩けるモデルです。
傾斜を歩くと足首が間借りかかとが浮きますが、スノーシューを履いているとその動作が上手くいきません。
その点このスノーシューはかかとの角度を調整し、傾斜に対応できるようになっています(ヒールリフター)。
傾斜で雪に食い込む「刃」(クランポン)を備えているのでより山奥まで入っていけますよ。
スノーシュー体験するなら北海道!ツアーの紹介
スノーシューで雪の中を歩きたい!そう思っても早々そんなところはありませんね。
僕は家の近くにスキー場があるのでそこで楽しんでいますが、そうでない人はスノートレッキングのツアーがおすすめです。
ウェアを用意すればスノーシューはもちろん、トレッキングポールの貸し出しをしてくれるところもあるので手軽にスノーシューを楽しめます。
一面雪に包まれた白銀の世界を童心に帰って楽しんじゃいましょう!
\出かけたくなったらこちら/


スノーシューで冬を楽しもう!
スノーシューは誰でも手軽に楽しめるウィンタースポーツです。
けれど、スノーボードやスキーのように練習は必要ありません。
スノーシューを履いたら雪原を思うがままに歩くだけです。
それだけで「夢中に」なれるのです。
アウトドア初心者だけでなく普段から登山をする人も、雪が積もっていれば普段は入れない藪の中にも入っていけるので、普段とは違った景色が見れますよ。
手軽にはじめられて自然を満喫できるスノーシュー。
あなたも体験してみませんか?
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