
今度の登山は晴れ予報だから、レインウェアはいらないんじゃない

レインウェアは雨だけじゃなくて防寒対策にもなるんだよ

レインウェアは使い道の広い登山アイテムなのね
三種の神器の中でも1番最後に購入するであろうレインウェア。
ライトな登山愛好家こそはじめに購入したいアイテムなのです。
登山の三種の神器であまり必要のない気がするレインウェアですが、実は普段使い出来たり、防寒対策に使えたりします。
なかでも登山歴5年の私が登山だけでなく普段使いもしてるコスパ最強の【モンベル】サンダーパスを紹介します。

サンダーパスのおすすめポイントは以下のとおり
・普段使いできてコスパがよい
・独自の防水透湿素材で蒸れ知らず
・レイヤリングしやすいゆったりシルエット
登山の三種の神器レインウェアの役割

登山靴やザックと違いレインウェアは登山に行くたびに使うアイテムではありません。
登山をはじめて5年経つ僕も本来の目的(雨対策)で使用したことはありません。
むしろ使わない方がよいというのが正直なところです
ではなぜレインウェアは三種の神器と言われるほど「必須のアイテム」なのでしょうか?
理由は大きく3つあります
・雨対策
・防風
・防寒
1つずつ見ていきましょう。
雨対策

当然ですが雨対策になります。
登山では凸凹の歩きにくい道を歩くので、傘をさすのは現実的じゃないばかりか、転倒したときにとても危険です。
雨に濡れると体温が奪われ、低体温症になり命の危険があるので対策は万全にする必要があります。
身体が濡れるだけでも体力と集中力を奪われるので、低体温症以外の危険度も増してしまいます。
防風ウィンドブレーカーの役割もします

レインウェアはナイロン素材なので風から身を守るウィンドブレーカーの役割をします。
風に吹かれると体感気温が下がり、その差は風速1mで1℃です。
そよ風なら涼しくて気持ちいいですが、強風に吹かれるとあっという間に低体温症になってしまいます。
汗をかいていると気化熱でさらに体温がさがるので、防水透湿素材で蒸れないようにするのも大切です。
気化熱:水分が蒸発する際に表面の温度を下げる現象。手を舌でなめて息をかけると冷たくなる現象が気化熱です
防寒
レインウェアは防寒対策にも役立ちます。
防風のポイントと似通った点ではありますが、大切な役割です。
レインウェアには当然ダウンなどの中綿は入っていませんが、体温をため込むことで防寒対策になります。
登山中に着る服は肌着のベースレイヤー、保温が主な目的のミッドレイヤー、防風が目的のアウターに別れます。
これがいわゆるレイヤリングです。
フリースなどで温まった空気を外気に逃さないようにするのがアウター。
つまりレインウェアの役割です。
早春や初秋までの登山なら、ダウンではなくレインウェアをアウターとした防寒対策が機能的です。
レイヤリングを取りいえれればより快適に登山をすることができますよ。
レインウェア購入時に気をつけること

安全な登山にはレインウェアの導入が重要だとわかったところで、購入時に気をつけたいポイントを紹介します。

レインウェアなら何でも同じでしょ?

雨から身を守るだけなら同じだけどもっと大切なこともあるんだ
防水透湿性は必須

防水透湿素材ではゴアテックスが有名ですね
登山中は汗をかきます。
ナイロン素材のレインウェアを着ていたらなおのことですね。
身体が濡れると体温を奪われ低体温症の危険性が出てきます。
低体温症の原因は雨だけではなく、「汗」も同様です。
そこで防水透湿性は必須になるのです。
防水透湿素材は繊維の隙間が水より小さく、水蒸気よりも大きいというもの。
つまり雨は通さないけど、汗は逃がす驚くような機能なのです。
しかしゴアテックスを採用した商品は高額になってしまうのがネックです。
高額になりがちなゴアテックス使用のデメリットをカバーするかのように、各メーカー独自の素材を開発しています。
お陰で同じ程度の防水透湿機能を持つ商品が安く買えます。
サイズは少し大きめを選ぼう

レインウェアの役割りには防寒もあると先ほど言いました。
その際肝心になるのがレイヤリング。
つまり重ね着です。
重ね着についてはまた今度書きますが、レイヤリングの基本は以下の3点
・ベースレイヤー:肌の上に直接着る。汗を吸い、濡れや不快感を無くす
・ミッドレイヤー:防寒の役割。空気を溜めて保温性を高める。フリースを着ることが多い
・アウター:防風、防寒。外気から身を守る。風を防ぎ、厳冬期はダウンを着る
レインウェアの中にフリースなどを着て防寒着として使うなら、少し大きめのサイズを選ぶと利便性が高くなります。

大きめのサイズだと裾がバタつくんじゃない?
レインウェアの多くは裾を絞れるドローコードが付いています。

ドローコードを引くとバタつきが抑えられ、裾からの風邪の巻き込みも少なくなり防風防寒の機能が高まります。
大きめのサイズを選ぶと動きを制限されないという点でもメリットがあります。
派手な色がおすすめ
レインウェアを選ぶときは派手目のカラーを選びましょう。
理由は、遭難したときに発見されやすいから。
黒やグレーなどもありますが、赤や黄色などビビットとなカラーが山の中で発見されやすいのでおすすめです。
明るいグリーンもありますが、木の緑に埋没してしまうのでイマイチです。
派手な色だと普段使いしにくいと思うかもしれませんが、いかにも「アウトドア好き」な雰囲気をだせますよ。
再起ではアウトドアブランドの洋服を日常に取り入れるのが定着してきましたよね
必要ない?

ここまでレインウェアは雨対策、防寒防風のときに使うと言ってきました。
では晴れた日、暖かく果然も穏やかな日は必要ないのでしょうか?
ここに書くことにこそレインウェアが三種の神器に数えられる理由があります。
しっかり読んでみてください。
万が一に対応できないと命に関わる
表題は大袈裟ではありません。
あなたは普段雨に降られたらどうしますか?
傘をさしたり、雨宿りをしたりしますよね。
日常でも雨に濡れるのは危険だとわかっているのです。それは本能とも言えるでしょう。
日常でも雨に打たれるのは「危険」なのですから非日常の登山中ならなおのことです。
何度も書きますが身体が濡れると体温が下がり命の危険にさらされます。
玄関先で不安な顔を見せずに気持ちよく送り出してくれるパートナーのためにも、無事に帰宅する必要が登山者にはあるのです
レインウェアは軽いものです。
きれいにたためば嵩張るものでもありません。
保険の為にもザックに忍ばせておきましょう。
僕が使っているレインウェア【モンベル】サンダーパス
では僕が3年ほど使用しているレインウェア、モンベルのサンダーパスを紹介します。
サンダーパスを購入する前は作業用のレインウェアを使っていました。
登山で使えないのはもちろん、自転車に乗っても雨で濡れているのか汗で濡れているのか分からない状態でした。
当然ですがはじめて登山メーカーのレインウェアを着るとその違いに驚いたのを覚えています。
ここからはモンベルのサンダーパスのおすすめポイントとイマイチなところを解説します。
素材:ドライテック3レイヤー
耐水圧:20,000mm以上
透湿性:15,000g/m²・24hrs(JIS L-1099B-1法)(参考値)
重さ:325g
カラー:ブラック ダークグレー ブラウン オレンジ ブルー レッド
サイズ:S M L XL
収納サイズ:9*9*16㎝
サンダーパスのここがデメリット
基本性能が高くコスパもいいサンダーパスですが、デメリットもあります。
購入するときはデメリットをしっかり理解しておくと満足度が高まりますよ
フードが仕舞えない
公式サイトの説明ではフードを仕舞えるとあるのですが、やり方が分かりません。
丸めるようなのですが、止めるベルクロが見当たらないのでそのままにしています。
登山中に風のあるときに気になることはあります。
けれどそのような時はたいがい寒くてフードをかぶっているので気になりません。
フードを仕舞うギミックがない分軽量になっているはずなので、仕舞えないことに不便さを感じることも少ないです。
止水ファスナーが硬い
普通のファスナーに慣れていると止水ファスナーは硬く感じます。
はじめは脱ぎ着にストレスを感じましたが「慣れ」の問題もあるようで、そういうものと思ってしまえば気になりません。
防水用のフラップが必要ない分軽量化に貢献しています。
サンダーパスのここがおすすめ
サンダーパスのおすすめポイントは以下の4点
・独自の防水透湿素材
・ゆったりシルエットで重ね着しやすい
・軽量性
・普段使いもできてコストパフォーマンスがよい
1つずつ解説します。
独自の防水透湿素材
モンベル独自の防水透湿素材「ドライテック3レイヤー」を採用。
防水性を高めると透湿性が下がってしまう一般的なポリウレタン防水素材の弱点を、高いレベルで解決しています。
耐水圧は20,000mm以上で必要十分。
本降りの雨登山で使用したことはありませんが、霧雨の中を2時間ほど歩いても蒸れることはありませんでした。
ゆったりシルエットで重ね着しやすい
ゆったりしたシルエットで楽に着られます。
独自のパターンで腕上げもしやすいです。
僕の体形は180㎝85㎏(胴長短足)です。お腹はアラフィフなり。
この体形でなかに厚手のフリースを着ても余裕があります。
軽量性
重さは325g(平均値)です。
それでもはじめて着たときの感想は「軽い!」でした。
ほかのレインハイカーなどもっと軽いレインウェアはありますが、それまで作業用を着ていた僕にとっては衝撃の軽さでした。
大げさではなく着ていないようです。
軽いということは体にかかる負担も少ない。
負担が少ないので、透湿性とあわせ登山中に防風用に着ていても疲れにくく感じます。
普段使いもできる高コスパ
見た目がおしゃれ。
田舎の基準ですが普段でも着られるほど見た目がおしゃれだと思います。
アウトドア用のアパレルを普段使いするのが流行になっているのもあり、違和感がありません。
春先にはTシャツの上に羽織ってもいいですし、秋にフリースと重ね着してもおしゃれですね。
サンダーパスパンツ

雨に濡れるのは上半身だけではありません。
下半身の雨対策もしましょう。
おすすめなのが サンダーパスパンツ です。
素材:ドライテック3レイヤー
耐水圧:20,000mm以上
透湿性:15,000g/m²・24hrs(JIS L-1099B-1法)(参考値)
平均重量:242g
カラー:ネイビー タン ダークグレー
サイズ:S、M、L、XL、M-S(ショート)、L-S(ショート)、XL-S(ショート)、S-L(ロング)、M-L(ロング)、L-L(ロング)、XL-L(ロング)
ズボンが濡れてしまうと足を動かしにくくなり、著しく運動性が落ちます。
雨に濡れて気が急いでいるときに運動性が落ちるとますます余裕がなくなってしまいます。
下半身が濡れると体全体が冷えてしまうので、まずは濡らさないことが重要で、そういった意味でもレインウェアのパンツはすぐれた機能を発揮するのです。
また、裾が大きく開くのでブーツを履いたまま履いたり脱いだりできるので、登山中に雨が降っても脱ぎ着しやすいのもポイントです。
ちなみに僕はショートサイズです。
手に取って”黙って”見てたら
店員「ショート丈もあるので試着してみてくださ~い」
サンダーパスより高機能 モンベルおすすめレインウェア

モンベルの公式サイト見たらサンダーパスより高機能のレインウェアがあるみたいよ

そうなだ。もっと防水透湿性が高くて軽量なモデルもあるんだよ

モンベルだけあってどれもお手ごろなお値段!おとうさんのお小遣いで買えるね!

買ってくれるんじゃないのか 泣
ゴアテックスレインウェアで圧倒的なコスパ レインダンサー
ゴアテックス使用で2万円を切る価格を実現。
圧倒的なコストパフォーマンスのレインウェアです。
僕もサンダーパスと迷いましたが「安いのにしな」の一言でサンダーパスにしました(´;ω;`)
コスパ重視でゴアテックスレインウェアを探しているならレインダンサー一択です。
素材:ゴアテックス ファブリクス3レイヤー
耐水圧:50.000mm以上
透湿性:25,000g/m²・24hrs(JIS L-1099B-1法)(参考値)
平均重量:335g
カラー:イエロー レッド ブルーグリーン ダークグリーン ブラック
サイズ:S、M、L、XL、M-S(ショート)、L-S(ショート)、XL-S(ショート)、S-L(ロング)、M-L(ロング)、L-L(ロング)、XL-L(ロング)
軽量で動きやすい 富士山屋久島登山に ストームクルーザー
ゴアテックスレインウェアの代名詞とも言えるストームクルーザー。
高い防水透湿性、軽量性と動きやすさを高次元でシンクロさせています。
それでいてお求めやすい価格はさすがモンベルと言ったトコロ。
「本格的に登山をするか分からない」という人も普段使いできることを考えると決して高い買い物ではありません。
もちろん富士山や屋久島登山に挑戦したい人はストームクルーザーを購入しておけば安心です。
素材:ゴアテックス ファブリクス3レイヤー
耐水圧:50.000mm以上
透湿性:35,000g/m²・24hrs(JIS L-1099B-1法)(参考値)
平均重量:254g
カラー:ブルー レッド MST DKTL DKFO BNKH ブラック
サイズ:S、M、L、XL、M-S(ショート)、L-S(ショート)、XL-S(ショート)、S-L(ロング)、M-L(ロング)、L-L(ロング)、XL-L(ロング)
まとめ 【モンベル】サンダーパスがおすすめな理由
私たち登山者は無事に帰る必要があります。
それは心配しながらも笑顔で送り出してくれるパートナーへの責任でもあります。
一方で自分の趣味を理由にパートナーに負担をかけるのもよくないことです。
それらをうまく兼ね備えているのがサンダーパスなのです。
・普段使いできてコスパがよい
・独自の防水透湿素材で蒸れ知らず
・レイヤリングしやすいゆったりシルエット
さらに高機能、高コスパの商品を探している人はこちらがおすすめです。
・軽量で動きやすい 富士山や屋久島登山に: ストームクルーザー
・ゴアテックスレインウェアで圧倒的なコスパ :レインダンサー
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