今回はわたくし、おとうさんが何故にアウトドアを好きになったのか、というお話をしたいと思います。
おとうさんに興味のない人にはつまらないお話になってしまうかもしれません。
でもすでにアウトドアが好きな人はもしかしたら共感してもらえる部分あるのではないかと思います。
おとうさんて何者?という人も読んでみてくださいね。
生い立ち
おとうさんの家は貧しく、当時はあまりなかった共働きの家でした。
父はお酒こそ呑みませんでしたが、気に入らないとすぐに手を挙げる昭和な父でした。
麻雀で朝帰りの日はぐっすり寝れたものです。
そんななので夏休みにキャンプに行くなんて夢のまた夢で、2学期は友達の輪に入れなかったことを覚えています。
上2人の年子の兄は電車で(私の地域では汽車と言います)ばあちゃんちに行ってました。
私は1,2年生だったので、「足手まといになるから来るな」と言われ、いじけて家でポパイを見てました。
アウトドアの原体験
当時の学校は日曜日だけ休みだったので、休みの日は悪ガキと海で焚き火です。
これが多分おとうさんのアウトドアの原体験です。
家のすぐ裏が海だったので流木は山ほどあります。
悪ガキの家は本当にゆるい家で、マッチを持ち出すくらいは簡単でした。
焚き火をして何をしたかまではおぼえていませんが、昆布がたくさん落ちているので焼いて食べてました。
おいしいかったのでしょうか?
兄の本
6歳上に兄がいます。
ようやく漢字が読めるようになると、兄の読む本を自然に手に取るようになりました(♡なホンも^^)
そのなかに今でいうグッズプレスのような本にコールマンのツーバーナーが出ていました。
それとビクトリノックスのツールナイフ。
それは否応なく少年の心を刺激し、アウトドア、サバイバルという言葉に憧れるのは自然な事でした。
はじめてのキャンプ
小学3年の時だったと思います。
父の友人の子どもが転校してきました。
その家族がキャンプ好きらしく、どういう経緯かわかりませんが夏休みにキャンプに連れて行ってくれることになりました。
乗用車に乗るだけでも刺激的な僕は、ボートに乗ったり火をおこしてご飯を炊いたりなどの【キャンプ】はまさにあの本の世界なのです。
その後はどこにでもいる【格好だけ】ヤンキーになり、アウトドアなどという健全な活動とは無縁の生活を送っていました。
妻との出会い
妻と出会いお付き合いする過程で、GWなど長期の休みの時は泊りがけでドライブに行くようになりました。
しかし若いので宿泊費がないこともあり、テントを買って旅行をするように。
今のようにインターネットはないし、キャンプ場のガイドブックもありません。
たしかホクレンのガソリンスタンドでもらえる地図を頼りに無料キャンプ場を巡りながら北海道をほぼ一周しました。
当時ホクレンでは各地方で給油すると旗をもらえて、同時に地図を手に入れた無料キャンプ場に多くのライダーさんが来ていました。
北海道では夏になるとライダーさんが集結して各キャンプ場で情報交換をして旅をします。
その輪に加わり楽しくお話しさせてもらいました。(車なので食料やテーブルを提供すると喜ばれるのです)
いつしかそれ自体が旅行の目的になりました。
それは今キャンプや登山をしていても同じで、食事や焚き火を一緒にして名前も知らないお友達がたくさんいます。
自転車で北海道縦断
北海道を回っているときにライダーさん同士がすれ違いざまに手を振ることに気が付きました。
それがとてもカッコよくいつかやってみたいな。。。と思うようになりました(子どもの頃から影響受けやすい子)
しかしバイクは高い。
ましてや北海道では冬乗れないので完全に趣味のものなので、結婚を意識していた妻の前ではとてもじゃないけど言えません。
よって、自転車を購入。
自転車でも手を振ってくれるのです。
しかも自転車の方が盛大に手を振ってくれます。
自転車を手に入れて、30代前半で道南から宗谷岬へほぼテント泊で自転車縦断をしました。
そのへんはまた書きますね。
羊蹄山テント泊
北海道縦断をした翌年かな?
今度は道南の100名山羊蹄山に登りました。
蝦夷富士と呼ばれる綺麗な山です。
妻には「行ってもいいけど、お金かけないで行ってね」と言われたので、当時義父が乗っていた原付で行きました。
朝日を見たかったので泊まり前提なのですが、小屋代も出せなかったのでリュックにテントを入れて登頂しました。
登山用の道具ではなかったので、たしか20㎏ちかくあった記憶があります。
カメラの電池が切れてしまったので写真は残っていませんが、とても綺麗な朝日でした。
偶然か、その時期は頻繁にあるのかわかりませんが、綺麗な雲海で心に焼き付いています。
今はスマホで簡単に写真を残せますが、もしかしたら思い出は目で見た方がきれいに残るかもしれません。
その景色がが忘れられなくて今でも登山をしています。
でも100名山だから素晴らしいのではなく、それぞれの山に個性があり、厳しければ景色がキレイ、ゆるやかな山では自然をたのしむ優しさがあります。
人も同じ…
と、登山をしながら考えています。
こんなおとうさんですがよろしくお願いします。
おとうさんがアウトドアを好きになった理由はこんな感じです。
子どもの頃に家族で行ったとか、ボーイスカウトをやっていたとかのキレイな物語ではないのです。
はじまりは兄の♡な本のついでに見た雑誌でした。
そんなもんです。
趣味というのは意気込んでやると長続きしないかもしれません。
気の向くまま、興味のあることをただただやっていたらこうして発信するようになったということです。
みなさんも難しく考えないで、好きなことやってみてくださいな。
世界が変わるかもしれませんよ。
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