
今度登る山が砂利道が多くて滑るらしいんだ…

ケガが心配…登山靴かったらどう?

初心者でも履きやすくて、安い登山靴はないかなぁ
おとうさんの登山靴デビューはこんなやり取りがきっかけでした。
この記事では
・初心者でも履きやすい
・長く使える
・購入しやすい価格
こんな条件で探し出した登山靴、「キャラバン C1_02S」を紹介します。
登山初心者こそ 登山靴 を買え!

登山靴と言っても所詮は靴でしょう。
おとうさんも C1_02S を手にして実際に山を登るまでそう思っていました。
実際にスニーカーを履いてテントを背負って2000m級の山を登ったこともあります。
(帰りに爪が死んだのは言うまでも有りません)
おとうさんは基本なにをするにもソロで行動しますが、あるとき知人と登山をすることになりました。
その山が休火山で、検索してみると火山の登山道は滑りやすいことがわかりました。
ちょっと怖くなったのと、知人に格好つけたい思いも手伝い C1_02S を購入しました。
C1_02S をはじめて履いたときの感想
いざ C1_02S を履いて入山すると周りはスニーカーを履いた人ばかりです。

なんだ、張り切って損した…
と思った矢先、スニーカーの登山者は次々に滑って転ぶのです。
一方僕は転ぶ気配すらない。
それどころか、いつもより楽に登れています。
いつもより不安定で、滑りやすいのに。
そして下山中も膝がカクカクしません。
滑らないので余計な筋肉に力が入らず楽に下れます。
次の日の筋肉痛もない。
これが初心者はまず登山靴を買えの理由です。
登山靴とスニーカーで登山をしたときに感じた違い

登山靴が安全な登山に効果的だと分かったところで、改めて登山靴とスニーカーの違いを説明します。
登山靴は雰囲気だけでなく、安全性や疲労感にも大きな効果があるとわかりました。
・疲労感の軽減:同じ山でもスニーカーの時とは疲れ方が1/4に感じる
・安全性:スニーカーと比べて圧倒的に滑らない。余分な力が入らないので疲労感も軽減される
・安心感:靴底とつま先が補強されているので、山道を歩いても怖くない
これらは総じて安全に帰ることに繋がります。
登山者自身も山に入る前は不安です。
一方登山好きを家で待つ人はもっと不安です。
ケガはしないだろうか、遭難などしないだろうか。
それは山の高さ、難易度に関係ありません。
不安な気持ちを抑えて笑顔で送り出してくれる人の為に、登山者は無事に帰る必要があります。
その意味で登山用具、特に安全な登山に直結する登山靴の導入は、あなたでなく、家族のために必要なのです。
はじめての登山靴は【キャラバン C1_02S】を買え!

安全な登山に登山靴が有効なのはわかりました。
ではどんな登山靴が良いのでしょう?
ここからは私が購入してもう5年履いている登山靴【キャラバン C1_02S】を紹介します。
登山靴メーカー【キャラバン】とは
キャラバンは1954(昭和29年)に「株式会社 山晴社」として誕生。「キャラバンシューズ」を発売しました。

1955年から総合アウトドア用品を展開し始め、1963年には「キャラバンシューズ」が総理大臣賞を受賞します。
その後’71年に社名を「キャラバン」に変更。
現在は自社アウトドア商品を展開しつつ、海外ブランドの商品を積極的に輸入販売してます。
キャラバンの登山 C1_02S その特徴
日本の登山靴を黎明期から支えて来たキャラバン。
キャラバンが展開する登山靴で、おとうさんが履いているC1_02Sの特徴を説明します。
・日本人の足型に合った設計:幅広甲高の日本人の足に合った設計で、ほとんどの人の足に合う。
・履きやすさ:アキレス腱に当たる部分を浅くカットし、初心者でも履きやすくなっています。
・滑らない:スニーカーと比べて圧倒的に滑らない。次の日の筋肉痛が違います。
・歩きやすさ:登山靴の中では軽いほう。スニーカーよりは重いが、山道では安心感になる。
・低価格:おとうさんが購入したときは量販店で1万7千円ほど。2万円越えが多い中、良心的です
・ゴアテックス:低価格ですが、ゴアテックス使用。帰りの車が臭くなりません(個人差有り)
・ソールの張り替えができる:土の上を歩く登山も靴底は減ります。張替可能で長く使えます
・軽アイゼンが使える:冬の低山で使う軽アイゼンを装着できます。いつかは冬山にも挑戦したい
【キャラバン C1_02S】のちょっと気になるところ

5年履き続けてとても満足していますが、気になる点もあります。
とても些細なことですが、購入前にしっておくと安心できますね。
・ひもが結びにくい:初めて登山靴を履く人には紐が結びにくいと感じるかも。特に甲のフックが掛けにくいです。
・歩きにくく感じる:重さ(26㎝で片足600g)は鳴れない人には重く感じる。足首も硬いので慣れないうちは違和感があります。
登山靴に慣れていないと紐が結びにくい
ひもを結ぶときは甲の方はフックにかけて、足首は穴に通して結びます。
穴に通すのは普通の靴と同じなので違和感は少ないです。
けれど日常的に履く靴でフックに掛けるタイプは少ないので、慣れないうちはフックをうまく掛けられないことがあります。

お腹出てて体が硬いからなおさら(´;ω;`)

山に登ってやせればいいんだよ!
登山中に外れるととても危険です。
フックに掛かっているかはしっかり確認しましょう。
はじめて履くときは重たく感じる
重さは片足で約600gあります。
一般的な男性用スニーカーが約200gなので実に3倍です。
初めて登山靴を履く人はその重さに戸惑うことでしょう。
けれどいざ山に入ると重さは気にならなくなり、かえって靴底の厚さや足首のホールド感に安心できるようになります。
また、古くからある革の登山靴を愛用する人は、重い方が振り子の原理になって疲れずに歩けると言う人もいるくらいです。
【キャラバン C1_02S】を5年履いて分かったおすすめな理由

特徴とイマイチなポイントを抑えたところで今度は C1_02S の「ここがイイ」ところを深掘りします。
C1_02Sをもう5年履いていますが、履くたびに「これから山に登るぞ」と気合が入ります。
また、山に入る前はいつも「頂上まで登って帰ってこられるだろうか」と不安になりますが、そんな気持ちも一緒に包み込んでくれます。
そんなC1_02Sのおすすめポイントは
・ゴアテックス使用:2万円切る価格でゴアテックスが使われています。
・日本人の足型に合った設計:3Eが基本で幅広甲高の足型に対応しています。
・ソールの張り替えに対応:有料でソールを張り替えてもらえる。
・軽アイゼンを使える:いつか冬山に挑戦したくなっても買い替えなくていい。
ゴアテックスは本当に蒸れない‼
登山を終えて靴を脱いだ時です。

汗かいてない!
スニーカーで登っていたときは下山して靴を脱ぐと足がうるけて(北海道弁でふやけての意味です)いました。
もちろん臭いも気になります。
その足がうるけていないし、臭くもない!
またゴアテックスは防水透湿性という汗を逃がしつつ雨を弾く機能があります。
あるときぬかるみを歩いて靴は泥だけのグショグショだったのですが、靴の中は全く濡れていません。
おとうさんは登山には快晴の日を選んで行きますが、もし雨が降ってもこれなら平気でしょう。
キツ過ぎず、緩すぎない。日本人の足型に合った履き心地
日本人の足の形は幅広甲高と言われ、外国メーカーの登山靴だと小指が痛くなることがあります。
しかし C1_02S は日本のメーカーなので日本人に合った足型(ラスト)でほとんどの人の足にフィットします。
実際に履いてみると、かかとから土踏まずまではしっかりホールドされつつ、指先は余裕があり、動かすこともできます。
これなら長い時間あるいても平気ですね。
次の日の筋肉痛が違う。ホントに滑らない!(過信は禁物)
下りで滑りません。
はじめて C1_02S を試したのは火山で、足元は砂利でした。
周りを歩く人は何度も滑って、時には転ぶ人もいます。
でもおとうさんは転ぶどころか滑ることもなくへっちゃらで下れます。
滑らないのと、転ぶ恐怖心がないので余計な力が入りません。
力が入らないということは疲れにくく、次の日の筋肉痛が全然違います(運動不足と年齢的にないわけではない)
けれど過信は禁物です。
登山中のケガは下山時が多いので、時にはストックなどを使いながら気をつけて下山しましょう。


ソール(靴底)を張り替えて長く履く
有料ですがソールの張り替えに対応してくれます(靴の状況により料金が異なります)
登山靴は基本的に土の上を歩くようにできているので、ソールの素材は柔らかいものです。
整備されたアスファルトの登山道を歩くとすぐに減ってしまうとは言いませんが、土の上よりも減りは早くなります。
もちろん土の上を歩いてもソールは減ってしまうので、1シーズン履いたらソールの状態を確認しましょう。
また、ソールが減らなくてもソールを靴本体に貼り付けている接着剤が剥がれてしまうことがあります。
これは、雨や空気に含まれる水分を吸って劣化する「加水分解」という現象です。
加水分解は避けては通れない現象なので、山の中でソールが剥がれないように定期的にメンテナンスをしましょう。
張替のサイクルはおよそ5年なので、おとうさんの C1_02S もそろそろ張り替えなくてはいけませんね。

おかあさ~んそろそろ張り替えだって~

またお金のかかることを…
軽アイゼンを使っていつかは冬山へ
軽アイゼンとは4~10本のスパイクの付いたブーツのうえから装着する滑り止めです。
本格的な雪山には向きませんが、冬の低山ハイクに対応しています。
C1_02S は軽アイゼンを装着するための引っ掛かり(コバ)があり、簡単に装着することができます。
今は夏山(無雪期)だけ登るけど、いつかは雪山にも挑戦したい人も購入のリストに入れてもよいのではないでしょうか。
軽アイゼンのおすすめはこちら☟
【キャラバン C1_02S】のスペック
カラー・サイズ展開
- レッド/22.5~26cm
- ブラウン/22.5~29・30㎝
- ネイビー/22.5~29・30㎝
- ブラックシルバー/22.5~29・30㎝
重さ:約590g(26.0㎝片足標準)
ワイズ:3E(レギュラー)
素材
- アッパー :メッシュポリエステル/合成皮革(トゥガード/TPU補強)
- ライニング:ゴアテックス®メンブレン
- ソール :キャラバントレックソール(ミッドソール:EVA)
- フレックス:ライトフレーム(EVAラミネート)
- インソール:EVAインソール
オプションパーツ:ハーフインソール


C1_02Sと一緒に購入したい!おすすめのフットウェア

C1_02S を購入しておとうさんの登山は劇的に快適で安全なものになりましたが、はC1_02S を購入したあとにさらに購入したフットウェアがあります。
「道具は仕事を楽しくする」と作業用品店のキャッチフレーズでありますが、それを地で行くアイテムを紹介します。
保温だけじゃない クッションで快適【登山用ソックス】

登山靴を履くときは「登山用のソックスを中に履くといいよ」と聞いて、C1_02S の購入と同時に買いました。
登山用のソックスはメリノウールという極細の羊毛でできている厚手のソックス。
厚手なのでクッション性があり、登山でかかる足の負担をさらに軽くしてくれます。
厚手ははじめて登山靴を履くときに心配なくつずれの予防にもなりますよ。
おとうさんの住む北海道は冬家の中でも足が冷たくなるので、登山用ソックスを履いてやり過ごすこともあるくらいなので冷え性の人にもよいかもしれません。
登山用のソックスを履いて靴を履くときは普段よりも0.5㎝大きなサイズの登山靴を購入しましょう。
もしも微妙に合わなくても C1_02S は履き心地を微調整するパットが同梱されているので安心です。
雨の日も安心。靴とズボンのすそが汚れない【登山用ゲーター】

登山用ゲーターは C1_02S を導入した2年後に購入。
正直必要ないと思っていたので、検討してすらいませんでした。

誕生日プレゼントなにがいい?
妻の突然の申し出に自分のお小遣いでは買わないゲーターを購入しました。
予算を聞くと5千円くらいと言われたので、ゴアテックスのゲーターを購入。
ゲーターの目的は足元の保護で、強い雨に打たれたときに効果を発揮します。
けれど晴天を選んで出かけるおとうさんはあまりその効果を実感できないのですが、帰ってきたときの片づけが格段に楽になりました。
おとうさんは「がに股」ですぐに靴やズボンのすそを汚してしまい、帰ってきてから疲れた体で洗うのがいつも嫌でした。
それがゲーターを付けることで、格段に楽になり、ズボンを洗うおかあさんも笑顔でお帰りしてくれるようになったのです。
汚れから守るということは、うえで書いた軽アイゼンを使ったときも爪で登山靴やズボンのすそが傷つくのを保護できるのではと期待しています。
くわえてC1_02S でゴアテックスの効果は実感していましたが、ゲーターで再確認することになります。
ゲーターに使われているゴアテックスは「くるぶし」まででふくらはぎはナイロン製です。
下山してゲーターを外すとゴアテックスの部分は乾いていて、ナイロン部だけ汗の水滴が付いていました。
ゴアテックスの能力をまざまざと見せられた気分です。
初心者はじめての登山靴は【キャラバン C1_02S】一択!
登山靴は登山者の命を守る要です。
それは送り出してくれる人への感謝の印でもあります。
もちろん雰囲気、格好でもテンションが上がります。おとうさんがそうで、上の2つはあとから気が付いてものです。
その意味でも【キャラバン C1_02S】は価格が手ごろで履きやすく、歩きやすい。
低価格でありながらゴアテックスの使用で蒸れ知らず。
登山をはじめたばかりの人の最初の一足は【キャラバン C1_02S】がおすすめです。
・登山靴の中では低価格(実売17000円前後)
・アキレス腱の部分が浅くカットされ履きやすい
・適度な重さで歩きやすい歩きやすい(サポート力があり、重さは振り子の原理で足が運べる)
・ゴアテックス使用で蒸れない(ぬかるみを歩いてもソックスは濡れない。帰りの車も臭くない)
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