僕はコーヒーに魅せられて早4年になります。
はじめは頂き物のドリップバッグの香りに衝撃を受けたから。
それで興味が沸いてYouTubeや書籍を読んであれこれ道具を揃えてきました。
この記事では、はじめてコーヒードリッパ―を購入する人におすすめの商品を紹介します。
ドリップコーヒーに慣れてきてステップアップしたくなった時に購入したいドリッパ―も併せて紹介しますね。
・はじめてのドリッパー;【メリタ】アロマドリッパー
・慣れてきたら:【ハリオ】VD-01T V60透過ドリッパー
・こだわりが出てきたら:【ハリオ】カフェオールドリッパー
・雰囲気も楽しみたい人は:【カリタ】コーヒードリッパ―102-ロト
ドリップコーヒーを淹れるにはまずドリッパーを手に入れよう

コーヒーの専門書を読んだり、YouTubeを見たりすると「まずはコーヒーミルを買いましょう」と言われます。
けれど、コーヒーミルは安くても数千円します。お昼ご飯代を節約してやりくりしている身としては、おいそれと出てくる金額ではありません。
そこで、いつも僕が「コーヒー始めたいんだけど」とコーヒーをはじめたばかりの人に相談されたときにおすすめしているのが、コーヒードリッパ―です。
味は別として、ミルがなくてもお店で挽いた豆を購入すればよいですが、ドリッパ―がないとコーヒーを淹れられません。
ドリップコーヒーをはじめるなら、ドリッパ―を手にするのがはじめの一歩です。
コーヒードリッパ―の基本

コーヒードリッパ―には形状、素材、透過方式など、いくつか種類があります。
特に形状は味に大きな影響を与えるので、ついつい新しいドリッパ―を購入してしまいます。
そのほか、素材で雰囲気が変わりますし、特に透過方式は味に違いが出ます。
ここではそれらの違いを少し詳しく解説していきます。
ドリッパ―の形は大きく2つ
ドリッパ―の形(形状)は大きく分けて2つです。
基本は円錐型と台形型。
見た目は同じでも中の突起(リブ)の形や大きさ、数によって抽出されるコーヒーの味が変わります。
また台形型のドリッパーに見られるのですが、1つ穴や3つ穴があり、ここでは紹介しませんが100均で売られているコーヒードリッパ―は4つ穴の物もあります。
では、円錐型と台形型について詳しく説明します。
円錐型
メーカーの目指す味によりリブの形状は違いますが、基本はスッキリした味のコーヒーになります。
穴は大きめの一つ穴。
淹れ方によって味をコントロールできますが、初心者には難しいかもしれません。
けれど練習して美味しく淹れられた時は、本当に幸せな気持ちになりますよ。
台形型

古い喫茶店のマスターが使っているイメージのドリッパ―。
陶器の白いドリッパ―をイメージされる人もいるのではないでしょうか。
穴は1つか3つが基本。
深みのあるコーヒーが淹れられ、味の変化はつけにくいですが、初心者でも美味しいコーヒーを淹れやすいです。
素材
コーヒードリッパ―に使われる素材は、主にプラスチック製と陶器製です。
プラスチック製は雰囲気に欠けますが、軽く割れにくいので扱いが簡単です。
登山やキャンプに持って行くならプラスチック製がおすすめ。
陶器製は取り扱いに面倒なですが、雰囲気は最高です。
プラスチック製
プラスチック製のアイテム全般に言えますが、取り扱いが楽なのが魅力です。
軽く、割れにくいので、アウトドアに最適です。
家で不意に落としても安心なのはフィールドと共有できるのでコスパよしです。
事実僕が持っているドリッパ―はすべてプラスチック製。
価格が安いのも魅力で(数百円)ついコレクションしたくなります
陶器
陶器ドリッパ―は、重い、割れやすいなど、個人的にデメリットに目が行ってしまいます。
けれど、昭和な雰囲気の喫茶店で陶器の白いドリッパ―でマスターが渾身の一杯を淹れている姿を想像するとつい欲しくなります。
アウトドアもそうですが、コーヒーも趣味の物なので雰囲気はとても重要な要素だと思います。
大きさ

ドリッパ―を買いに行くと1~2杯用や2~4杯用などの大きさが書かれています。
こだわらなければ大きい物を選んで問題ありません。
しかし1~2杯用で3杯淹れると重すぎるコーヒーになりますし、大きなドリッパーで少ない杯数を淹れると軽いコーヒーになってしまいます。
これはお湯が通るコーヒー粉の壁が厚すぎたり、薄すぎたりするためです。
やはり適応するドリッパーを使った方が、美味しいコーヒーになるのは間違いないようです。
透過方式で分けると3つ
透過方式で見ると3つに分けられます。
このうち2つはペーパーフィルターを使わないので、正確には違うジャンルに区分する場合もあります。
今回は使用したときの形状が近いので取り上げました。
一つの抽出方法としてご覧ください。
ペーパードリップ
ペーパーフィルターを使ってコーヒーを濾すタイプ。
スッキリしたコーヒーになり、万人受けする味に淹れられます。
片づけはフィルターごとコーヒー粉を捨ててゆすぐだけです。
取り扱いが簡単なので僕がアウトドアに持って行くのはいつもこれ。
ステンレスメッシュ
淹れ方はペーパーフィルターと同じですが、こちらはフィルターを使いません。
ペーパーフィルターの代わりにステンレスメッシュでコーヒーを濾します。
ペーパーフィルターを使わないのでコーヒーオイルも抽出され、マイルドな味のコーヒーになります。
メッシュと言っても、見た感じ穴は見えません。それほどメッシュが細かいです。
紙で濾さないのでコーヒーの味がダイレクトに出ます。シングルオリジンのコーヒーを手に入れたら使いたい。
ネルドリップ
缶コーヒーのCMで「こだわりのネルドリップ製法」と聞いたことがある人も多いはず。本当にやっているかは別として、アレです。
ネルとは【布】を意味します。
専用のネルでできたフィルターでコーヒーを濾します。
ステンレスフィルターよりもコクがあり、マイルドなコーヒーになると言われています。
老舗の喫茶店で使われている印象。
取り扱いに手間がかかるので、初心者向きではありませんが(僕も使ったことがない)いつかは挑戦したい透過方式です。
ペーパーフィルターはメーカーに合わせて購入しよう

ドリッパ―を使ってコーヒーを淹れるのを「ペーパードリップ」と呼びます。
文字通り紙を使ってコーヒーを濾します。
コーヒーを濾すろ紙をペーパーフィルターと呼びます。
ペーパーフィルターには大きく分けて円錐と台形、2つのタイプがあります
円錐はほぼどのメーカーでも互換性がありますが、台形は微妙に形(角度)が違うので必ず同じメーカーのドリッパー、フィルターを使いましょう。
初心者がはじめて買うならこのコーヒードリッパ―がおすすめ!メリタ アロマフィルター
メリタのアロマフィルターの大きな特徴は、お湯を注ぐ際に技術がいらないこと。
一般的なドリッパ―はお湯を注ぐときに500円玉の大きさで円を描くようにと言われますが、それが必要ありません。
つまり粉をセットしたらジャーとお湯を注ぐだけ。
抽出したい量のお湯を注いだら、お湯が切れるまで放っておくだけです。
最後まで落とし切るとエグミが出ますがその心配もありません。
これはその昔ドイツのメリタ婦人が忙しい朝でも旦那さんに美味しいコーヒーを淹れてあげたいという想いから開発されたと言われています。
少し慣れてきたらこれ使ってみてHARIO ハリオ VD-01T V60透過ドリッパー クリア
メリタのドリッパ―になれて来た人はこちらに挑戦してみてください。
ハリオのV60はいわゆる円を描くようにお湯を注ぐことで美味しいコーヒーが淹れられます。
逆に言うと、お湯の注ぎ方でコーヒーの味が安定しないとも言えます。
その分美味しく淹れられた時は本当に美味しいコーヒーが…
正直、美味しく淹れるには練習が必要ですが、メリタのドリッパ―になれたらぜひ挑戦してみてください。


味にこだわりたくなったらこれハリオ カフェオールドリッパー CFOD-02B
正確にはペーパードリップではありませんが、思想は同じなので紹介します。
この商品はペーパーフィルターではなく、ステンレス製のメッシュでコーヒー粉を濾します。
紙を通さないので、コーヒー豆の個性がダイレクトに味わえます。
また、コーヒーオイルも残さず抽出されるので、輪郭はハッキリしていますが、マイルドな味のコーヒーになります。
片付けが若干面倒ですが、味のクオリティに目をつぶりましょう。


メリタとハリオを体験したら正直あまり必要ないけど雰囲気はあるKalita カリタ コーヒードリッパー 102-ロト
僕はいくつかドリッパ―を所有していますが、唯一カリタのドリッパ―だけ所有していません。
というのも、はじめて手にしたのがメリタ、その次がハリオだったので、その中間的な位置づけのカリタを必要としなかったのです。
コーヒー好きとしては購入すべきなのでしょうが、現状間に合っているので購入には至っていません。
別に妻の「それ必要なの?」攻撃が怖いわけではありません((((;゚Д゚))))
ここまで紹介したドリッパ―はすべてプラスチック製ですが、この項で紹介するのは陶器製。
やはりカリタと言えば陶器ドリッパー。
古き良き喫茶店の雰囲気を出せます。
コーヒー好きなら手にしておきたい一品。
ぼくもこっそり買っちゃうかも。


まとめ
ここまで僕が約4年使ってきたドリッパーを中心に紹介してきました。
4年前はいまほどコーヒーに関する情報が無く、どれも手探りで購入したものばかりです。
けれど振り返ってみると、選んできたものは間違いなかったと思うのです。
みなさんもこの記事を参考にステキなコーヒーライフをスタートさせてくださいね。
・はじめてのドリッパー;【メリタ】アロマドリッパー
・慣れてきたら:【ハリオ】VD-01T V60透過ドリッパー
・こだわりが出てきたら:【ハリオ】カフェオールドリッパー
・雰囲気も楽しみたい人は:【カリタ】コーヒードリッパ―102-ロト
コメント