ドリップコーヒーをはじめようとして、まずイメージするのがコーヒーミルではないでしょうか。
スーパーでコーヒー粉を買ってくれば、必ずしも必要なものではありませんが、挽きたての豆の香りは格別です。
挽いている最中から部屋に広がるコーヒーアロマ。コーヒー好きじゃなくても思わず「いい香り」と感じることでしょう。
今回はおいしいコーヒーを淹れるのに欠かせないコーヒーミルと、はじめて使う人のために、挽き目の調整も紹介します。
美味しいドリップコーヒーが飲みたい!
おいしいコーヒーを飲みたいと思ったら、まず想像するのがドリップコーヒーですね。
おいしいコーヒーの条件はまず、挽きたての豆で淹れること。
そのためにはコーヒーミルが必要不可欠です。
コーヒー豆は焙煎直後から鮮度が落ちます。鮮度が落ちるのと同時に、香りや味もドンドン逃げていきます。
豆を挽くと表面積が増えます。
表面積が増えると、そこから逃げていく香りや味も多くなりますね。
その香りや味を逃がさないために、挽きたての豆で淹れる必要があるのです。
美味しいコーヒーにはミルを手に入れろ!
挽きたての豆を手に入れる、まずコーヒーミルが必要です。
ミルはご存知の通り、コーヒー豆を抽出できるように粉にするためのもの。
淹れる直前に挽くことで、香りをひきたて、味わいをより豊かなものにします。
スーパーで粉の状態で購入してもコーヒーは淹れられますが、ミルで挽いた豆で淹れたコーヒーの香りは別次元。
おいしいコーヒーが飲みたいなら、ミルは必須のアイテムといえるでしょう。
コーヒーミルには電動と手動、臼式プロペラ式があります。手動の臼式がおすすめ
コーヒーミルにはいくつか種類があります。
大きくは電動か手動か。また臼式かプロペラ式。
初心者に僕がおすすめしているのが、手動の臼式です。
コーヒーミルの種類別メリット・デメリット
メリット | デメリット | |
電動 | ・早く、楽に挽ける | ・電気が必要でアウトドアで使えない・音がうるさい |
手動 | ・コンパクトでアウトドアで使いやすい・音、感触が心地よい | ・時間ががかる |
臼式 | ・均一な挽き目 | ・時間がかかる |
プロペラ式 | ・早く挽ける | ・電気が必須 |
けれど、これだけあってはどの組み合わせのコーヒーミルを選べばよいか分からないですよね。
そこで、使うシーン別におすすめの商品を紹介します
シーン別おすすめのコーヒーミル
アウトドア(お手軽)【ハリオ】セラミックスリム
アウトドアでのコーヒーミルといえばポーレックスを紹介されることが多いですが、僕はハリオのセラミックスリムをおすすめします。
理由は
・プラスチックで軽い
・中が見え、衛生的に使える
・落としてもそうそう割れない
・寒い季節に握っても冷たくない
じつはポーレックス以上にアウトドア向きなのです。
もちろん家でも使ってますよ。
はじめて購入したときの設定も、下で解説しているので、見ていってくださいね。
アウトドア(本格)【TIMEMORE】C3PRO
TIMEMOREと書いてタイムモアと読みます。
最近コーヒーの世界で勢力を伸ばしてきた中国メーカーです。
日本人は中国メーカーにあまりいいイメージを持たない人もいます。
しかし、テントで有名なネイチャーハイクなど、最近の中国メーカーは低価格で高い品質の商品を数多く展開しています。
C3PROは約2杯分、20gの豆が挽けるので、パートナーとのキャンプや登山で気軽にコーヒーを楽しめますよ。
しかも、グラインダーは臼式ではなく、CNC加工のステンレス刃で、引っ掛かりが少なくスムーズに挽け、微粉も少ないです。
ハンドルは折り畳み式で無くす心配がありません。
アウトドアでよりおいしいコーヒーを楽しみたいならイチオシのコーヒーミルです。
家で挽く(コンパクト)【BODUM】ビストロ
ボダムと読みます。電気を使うので基本お家で使いましょう(ポータブル電源があるとキャンプでも使えます)
プロペラ式なので挽き目の均一さは若干劣りますが、この商品の魅力はそこじゃない。
コンパクトで早く挽ける。
ということは、手挽きミルの収納スペースなのに、忙しい朝でもおいしいコーヒーが飲めるということ。
デメリットを補って余りある魅力だと思いませんか?
家で挽く(本格)【カリタ】ナイスカットG
見た目からして本格的。喫茶店にあるそれですね。お値段も本格的です。
しかし、価格とスペースの問題さえクリアしてしまえば、均一な挽き目でおいしいコーヒーを提供してくれます。
使い方も簡単で、正面のダイヤルで挽き目を調節したら、スイッチを入れて、上から挽く分だけ豆を入れます。
専用の受け皿があるので飛び散りも最小限です。
あっという間に挽けて、かつ均一な挽き目。
本格コーヒーミルの王道です。
コーヒーミルの設定をやさしく解説【セラミックスリムの場合】
コーヒーミルを購入したら、挽き目を調整する必要があります。
挽き目は基本的にダイヤルのクリック数で設定しますが、はじめて使う時はチンプンカンプンなのが正直なところ。
インターネットを見ても、はっきりと何回です!と書いているところがありません。
何度も試しているうちにコーヒー自体が嫌になってしまうこともあります。
そこで、コーヒー歴4年がようやく見つけた、誰がやってもバッチリおいしいコーヒーが淹れられる挽き目(ハリオのセラミックスリムの場合)をやさしく教えちゃいます。
1年かけてやっと見つけたんだよな~
ホントは教えたくないんだよな~
挽き目はクリック数で決める
挽き目は、臼を留めているダイヤルを開け閉めして調整します。
時計回りで細かく、反時計回りで粗く挽けます。
1クリックで味が変わるので、調整するときは少しずつ調整しましょう。
- いっぱいまで閉める
- 一周回す(突起の位置を覚えておきます)
- さらに4クリック開く
これでペーパードリップに最適な中挽きになります。
もう少し濃いコーヒーがいいなという人は締めて、スッキリがいいなという人はダイヤルを開いてみてください。
調整は1クリックずつですよ
おいしいコーヒーの淹れ方は?
おいしいコーヒーの基本は計測。
豆の量や抽出量を計ることでおいしいコーヒーを安定して淹れられます。
詳しい入れ方は後日公開しますが、ここでは基本的な淹れ方を紹介します
・豆の量:10g
・抽出量:150ml
この分量でスッキリした、何杯も飲みたくなるコーヒーになりますよ。
この組み合わせを基本として、豆の量や抽出量を調整してみてください。
コメント