登山歴5年のおとうさんですが、実はコーヒー歴も長く、かれこれ4年ほどになります。
今回はそんなおとうさん愛用のコーヒー道具を紹介します。
おとうさんらしくコスパ重視で選んだ登山にも使えるタフな奴ばかり。
「ドリップコーヒー始めたいな」という人はぜひご覧ください。
おとうさんのコーヒーとの出会い
おとうさんのコーヒーとの出会いは幼少期でした。
ほかの家では「子どもがコーヒーなんて飲むんじゃない」と言っていたみたいですが、スラムの様な地域で生まれ育ったのでそんな上品なことは言いません。
日曜の朝になるとバターといちごジャムを一緒に塗ったトーストに、砂糖と牛乳を入れた今で言うカフェオレが出てきます。
いま思うと古い食器棚の奥にサイフォンがあった様な気もしますが、朝から晩まで働いていた母にそれを扱う余裕もありません。休日の父は赤ペンを耳に挟んで◎と△がいっぱい書かれた新聞にかじりついています。
ちょっと長くなりました。そんなだからコーヒーと言えばインスタントコーヒーでした。けれどこれは大多数の人がそうなのではないでしょうか。
そんなある日です。
頂き物でカップにのせるドリップコーヒー(ドリップバック)をいただきその香りに衝撃を受けました。
部屋中に広がる、鼻の奥をくすぐる甘い香りに「これがコーヒーか」と…
おとうさん コーヒーにハマる
なんでも狭く深くハマるおとうさん。
インターネットでコーヒーを調べるとその奥深さにどんどんハマっていきます。
?挽きたての豆にゆっくりお湯を注ぐと美味しいコーヒーになる?
そう知ったおとうさんはさっそく「コーヒーミル」を検索します。
けれど当時は400いくらのたばこ代すらままならなかったので、3000円前後の価格はちょっと手がでません。
そこでゆっくりお湯を注ぐやかん(ケトル)なら買えそうと1杯取りのケトルを購入しました
はじめて手にしたコーヒー道具【コーヒーケトル】
当時はじめて手にしたコーヒーケトルがこれ。


コーヒー一杯は120~150mlですので、コーヒー粉に吸われる分を考慮すると一杯分になります。
金属製なので直火に掛けられますが本体と持ち手が小さいので、やかんやポットに沸かしたお湯を移して使います。
口コミでは塗装が剥げて健康被害が心配との声がありますが、ガサツな僕は気にしません。
かえって味が出てイイなとか思っています。
いまは廃版の様なのでもし一杯取りのコーヒーケトルを購入するならこれを買うかな?
うん。これなら使いやすそう。蓋も付いているのでお湯が冷めにくいし、キャンプで使ってもゴミが入らない。
少し容量が多いけど、上のだと正直一杯淹れるのに満タンお湯を汲まないとダメだけどこれなら余裕あるし、2人分淹れられる。
それから、コーヒーを美味しく淹れるポイントで「最後まで落とし切らない」というのがあるのですが、HomelandとMERMOO YILANの様なタイプはコーヒーの滴ってるドリッパーを受けることができます。
んで毎朝僕がコーヒーを淹れるもんだから妻も「私の分も淹れて」というのは至極と全で、毎回コーヒーケトルにお湯をつぎ足して使っていました。
けれどこれだと3つ問題点が出てきました
- せわしない
- 連続で淹れられないのでコーヒーの味が安定しない
- お湯をつぎ足すので抽出温度が高くなってしまう
特に僕はお湯の温度が変わってしまうのが気になりました。
そこで手にしたのが容量が大きなケトル。


うんこれなら4杯一気に淹れられる。
ポットから一度にお湯を汲むから温度の変化もない。
上のケトルとは注ぎ口の太さが違うのではじめ戸惑いましたが、まあ慣れですね。
ドリッパ―は受けられないので別にコップを用意しましょう。
洗うのが面倒な人は、出来上がったコーヒーを入れるカップで受けるとカップが温まって一石二鳥ですよ。
これから新生活をはじめるにあたり、やかんやポットを購入する人は下のポットだと温度も計れるので全てが一つで事足りますよ
数百円で手にできるのでつい増えがちな【ドリッパ―】
はじめて手にしたドリッパ―が【メリタ】アロマフィルター 1×1 です。


コーヒーに関する知識のない僕はスーパーで売っていた台形型のこちらが「カッコイイ」という理由で購入しました
けれどこのドリッパーとてもよく出来ていて、引いたコーヒー粉を入れて規定量のお湯を注ぐだけで美味しいコーヒーを淹れられます。500円玉の円を描く必要もなくジャーと注ぐだけです。
というのもこの「メリタ」というのは、その昔ドイツのメリタ婦人が忙しい朝でも旦那さんに美味しいドリップコーヒーを淹れてあげたいという想いから研究開発されたそうです。
で、ずいぶんとコーヒーに関する知識が付いてきたところで購入したのが【ハリオ】V60透過ドリッパー01です。


初心者でも美味しく淹れられるメリタはたしかに便利なのですが、こだわりたくなると物足りなくなるのが正直なところ。
どうしても腰に手を当てて難しい顔をして淹れたかったのもあります。
円錐ドリッパーは淹れ方によって味が変わります。
コクを出したりスッキリ入れたり、狙った味に淹れるのは難しいですが、美味しく淹れられた時は幸せな時間が流れます
最近ではこういうのも使っています
ステンレスメッシュでコーヒーを抽出します。
ステンレスが一層なので多少コーヒーに微粉が入りますが、コーヒーオイルも抽出され非情にまろやかな味になります。
よりコーヒーの味にこだわりたい人、毎回フィルターを使うのはエコじゃないなと感じる人におすすめです
コーヒードリッパ―についてはこちらもご覧ください。

美味しいコーヒーの第一歩【コーヒーミル】
美味しいドリップコーヒーを楽しむのに必要なのがコーヒーミルです。
引いたコーヒー粉を購入するのも手軽でよいですが、挽きたての豆から醸し出される香りは何にも代え難いものがあります。
また美味しいコーヒーの秘訣鮮度を保つためにも、飲む直前に豆を挽くのが大切です。
お金のない僕は当然、安くて、丈夫で、評価の高いコーヒーミルを選びます。


このミルは2杯分挽けます。
ハリオのドリッパーは1杯12gを推奨しているので2杯で24g。実験してみたところ30gくらいまで一度に挽ける様です。
2杯挽くのに僕で2分から3分ほどかかります。
もうかれこれ4年使っていますが特に壊れることがないので買い替える予定はありません。
マニアの間では「微粉が……」という声も聞かれますが、はじめてのミルには十分です(僕もよくわかりません)
それでもいまちょっと気になっているミルがあります。
1万円弱の価格で金属の挽き臼。微粉も少ないそうなので気になっています。
もし予算に余裕があるならイチオシのコーヒーミルです
滑り止めを兼ねたローレット加工がカッコイイですね。
みんなで飲むなら【コーヒーサーバー】
はじめはお義母さんの持っていた何かの瓶に淹れていました。
けれど登山やキャンプと同じで、趣味は雰囲気も大切ということでサーバーを導入。
妻と二人分なのでこれで十分ですし、来客があっても対応できます。
しかしガラス加工技術の発展なのか、ガラスの厚さが無く2年で3回割ってしまいました。
そこで探したのがこちらのサーバー。
これはいまのところ割れずに使えています。
強化プラスチックなので軽く、登山に持って行っても安心ですね
味を安定させたくて購入【スケール】
ここまで来るといよいよ趣味の世界にどっぷりです。肩までじっくり浸かりましょう。
僕は毎朝自分の分と一緒に妻の分も淹れます。
しかしその度に「今日は苦いね、きのうの方が美味しかった」などと言われます。
毎回同じように淹れているつもりなのですが、何かが違うようです。
そこで気が付いたのが”豆の量”
とうのも豆の量は基本的にドリッパ―に付いてくるスプーンで計ります。
あとで分かったのですが、スプーンでは±1gの誤差が出ていました。
そして抽出量。
サーバーの目盛りではどうしても誤差が生じてしまいます。
これでは味が安定しませんね。
この頃になると僕はYouTubeなどでコーヒーの勉強を一生懸命しています。
で、味の安定にはスケール(秤)が有効だと学び、さっそく購入。
条件は0.1g単位で計測できること。勉強する過程で0.5g違うと味が違ってくると知ったからです。
これならスプーンで計っただけのコーヒーがいつも違う味になるのも仕方がないですね。
けれど、これを購入した直後に「抽出時間」も大切だと知り、タイマーの付いたこちらのモデルを購入しました。
3000円ほどのこちらで僕は十分ではと思います。
天板がフラットで汚れても拭き取りやすいですし、滑り止めのラバーも付属しています(乗せるだけのものです)
肝心の抽出時間ですが、勉強した通りの時間では「濃すぎる」のでもっぱら蒸らし時間の測定に使っています。
より正確に抽出量を計測【ドリップスタンド】

ドリップスケールを導入した当初上の写真のような使い方をしていました。
けれどこれだと「注いだお湯の量」も計らさって「正確な抽出量」を計れないことに気が付きました。
そこで考えたのがドリップスタンド。
これを上の写真の様に使えば、ドリッパ―とサーバーが離れるので正確な抽出量が計れます。
写真のスタンドだといろいろ不具合があるのでこちらがおすすめです。


これならどんなサイズのドリッパ―、サーバーにも対応しているし、昇降式のものより高さがないので場所を取りません
ちょっとイレギュラー【アイスコーヒーサーバー】
夏になると飲みたくなるのがアイスコーヒーですね。
落としたコーヒーで淹れるアイスコーヒーは格別なものがあります。
けれど、普通に淹れるのさえ難しいドリップコーヒーなのにアイスコーヒーとなると、さらに敷居が高くなります。
そこでお手軽にアイスコーヒーを“ドリップ”できる道具があるのです。
それがこちら☟
ドリッパ―とサーバーの間に氷を入れた容器をセットし、そこを目掛けてコーヒーを淹れると美味しいアイスコーヒーができます。
抽出量とかいろいろこだわると使いにくく感じるけど、どのみちアイスコーヒーは氷が解けるので、そこまでこだわらなくてもよいかもしれません。
個人的には必要ないけどあると便利な物【温度計】
豆の量、抽出量と併せて美味しいコーヒーに大切なのが、抽出温度です。
コーヒーを淹れる温度は95℃から88℃とが適温とされています。
高ければ苦みが強く、低ければ甘みを感じるコーヒーが淹れられます。
僕は90℃保温できる家の電気ポットを使っていますが、本当は温度計を使って正確に計りたいです(現状、味には満足しています)
ドリップコーヒーは実益を兼ねた最高の趣味
ドリップコーヒーは実益を兼ねた最高の趣味だと思います。
道具を揃える楽しみはこのサイトを訪れたアウトドア好きなら分かってもらえると思います。
揃えた道具で淹れたコーヒーは自分で楽しんでも、家族と飲んでもいいですし、来客をもてなすのに最適です。
ここで紹介した道具を全部揃えてもおそらく1万円ほどだと思います。
ぜひインターネットショップのセールを利用してお得にゲットしてください。
それでいてコーヒー豆にかかる代金は毎日飲んで月に数千円と低く抑えられます。
家はもちろん、フィールドでも楽しめるドリップコーヒー、始めてみませんか?
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