キャンプと言えば焚き火。焚き火と言えば飯盒炊飯。
ご飯炊いてカレー作ってみんなでワイワイ。
たしかにそれも楽しいですが、ただ焚き火をしてパンを炙ってコーヒーを淹れる。そんなゆったりした時間を過ごす焚き火も楽しいですよ。
今回はそんなおひとりさま焚き火のご案内です。
キャンプと言えば焚き火を囲んでみんなでワイワイ
キャンプと言えば焚き火を囲んでビールを開けて夜遅くまでみんなでワイワイ。
誰しもがイメージする楽し気な光景です。
僕も若いころはそのようなキャンプを楽しんでいました。
けれど大人になり僕も流行りに乗りソロキャンプを楽しむようになると賑やかなだけのキャンプはだんだんとしなくなってきました。
大人になってビールからコーヒーに
2010年代に入ってでしょうか。にわかにソロキャンプという言葉が聞かれるようになりました。
それまで妻や一人息子と出かけていたキャンプも、みな忙しくなりいつしかキャンプに行くのは僕一人に。
一人でビールを呑んでもつまらない(もともと呑めないので妻のを少しもらうだけですが)ので飲み物もいつしかビールからコーヒーに変わりました。
せっかくのキャンプ、せっかくの景色、せっかくならちょっとイイ珈琲で


ビールからコーヒーに飲み物が変わりました。
はじめのうちは普通のブレンディコーヒーを飲んでいましたがなんだか味気ない。
そこでちょっとスーパーを見てみると、いつもと違う少しだけ高級感のあるインスタントコーヒーを見つけました。
購入してさっそくいつものキャンプ場へ。
焚き火でお湯を沸かし一口飲んでみると、思い込みと景色と雰囲気が合わさって何とも言えない味わいでした
ソロキャンプ×ドリップコーヒー=幸せ
数年ソロキャンプでインスタントコーヒーを楽しんでいましたが、家でドリップコーヒーを淹れるようになり、キャンプでもドリップコーヒーを飲むようになりました。
僕の行くキャンプ場は近隣では珍しい無料のキャンプ場(いまは有料になりました(´;ω;`)で、夏になるとライダーさんがたくさん集まります。
そのライダーさんとよくお話するのですが、その際に「コーヒー淹れるけど飲む?」と聞くと大概笑顔で受け取ってくれます。
コーヒー+バケット=至福
またその時に一緒に差し出すのが焚き火で炙ったバケット。
飯盒の蓋を焚き火にかけて、ナイフで厚めに切ったバケットを炙る。
バターなど塗らずにそのまま「食べるかい」と差し出します。
カリ ズズズ
フフっと笑顔になります。うまいべ、気を付けて旅すんだよ
本格的にお腹空いたら飯盒飯とレトルトカレー
ソロキャンプでは基本的に何もしません。
焚き火してコーヒー飲みながら本を読んでいます。
それしかしていないのにお腹はちゃんと空くので不思議ですね。
お腹が空いたらご飯を炊きましょう。
家から持って来た米を研いで火にかけます。
吹きこぼれてきたら火を弱めて少し待つ。
レトルトカレーはご飯を炊くときに一緒に温めれば水と燃料の節約になります。
カレーは旅人に分けたりしません。雄大な景色と一緒に独り占めです
ご飯の炊き方はこちらをご覧ください

飯は何を食べるかではなく、誰と食べるか
貧しかったころ(いまも貧しいが)息子は言いました
「ごはんは何を食べるかじゃない。誰と食べるかだと思う」
若かったころより少しいい肉を食べられるようになったいまも、肉そのものより、家族の笑顔を見ながら食べられるから美味しく感じるのでしょう。
それでも僕はこうして時々ソロキャンプに出かけます。
よる寝る前になると少しだけ寂しくなったりしますが、甘みを引き出す塩の様なもので、家族の暖かさを思い出すには必要な寂しさなのでしょう。
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