焚き火をするときに、いまや必須になった焚き火台。
その代表格がピコグリル。
ソロキャンプのYouTubeで活躍する「ヒロシ」がその火付け役です。
けど・・・
たかい(´;ω;`
そうです。大人気のピコグリルですが、問題は価格です。
焚き火台といってもしょせん鉄板。
Amazonや楽天みればオマージュ商品がたくさんあるではないか!
おとうさんでもこっちなら買えそうだね
公共の場でそういうこと言わないの
・本家ピコグリルの半分以下の価格:5千円を切るものもある
・十分な品質:構造がシンプルなので、遜色のない機能を出せる
・充実した付属品:スピット(五徳)やモデルによっては灰受けも標準装備されている
ピコグリルって高いよね
ソロキャンプから少人数でのキャンプに適した焚き火台、ピコグリル398の価格は、正規代理店で11,600円(2020年現在)
ソロキャンプ用の焚き火台としては高いですね。
お小遣い制のキャンパーにはキビシイ(ただの板だし…)
でもきっと高い値段には秘密がある。
ちょっと調べてみました。
ピコグリルが1万円オーバーの理由
ピコグリルが1万円オーバーの理由の理由を探ってみました。
調査した結果、どのユーザーからも以下の様な声が聞かれました
- 購入後のバリ取りが必要ない。さすが中華製とは違う
- 脚部の動きがスムーズ!外レスなく設置できる
納得いかない!僕がピコグリルを選ばなかった理由
1万円オーバーの理由では、品質の良さに関する声が多く聞かれました。
しかしこれだけはどうしても納得がいかないので、あえて言わせてもらいます。
ピコグリルにはスピット(串)が付属していません。
串とは言っても鍋ややかんなどを乗せる物なので、実質五徳です。
もしあなたが家電屋さんにガスレンジを買いに行って店員に
「鍋を使うなら別途こちらをお買い求めください」
って言われたら「はァ?」ってなりますよね。
これが僕がピコグリルを選ばなかった理由です。
コスパ重視派には安いのもある
僕だってはじめはピコグリルが欲しくてAmazonで「ピコグリル」と検索しましたよ。
そしたらあるじゃないですか3千円以下のニセグリルが。
しかもスピットも標準装備です。
物によっては灰受けも付いています。
二次燃焼とかの焚き火台なら組み立て精度が必要ですが、極シンプルな構造のピコグリルならある程度同じ形ならさほど差はありません。
僕が買った廉価版ピコグリルはこれ
廉価版ピコグリルの印象
僕が注文したのは日本メーカーだったので、数日で自宅に届きました。
そのときの感想をお話します。
届いて開けた時の印象
箱を受け取った瞬間に「軽い!」と感じました。
空けてみると収納ケースに入っていて、それもしっかりした作りなのが好印象です
ピリピリは簡単に剥がれる
レビューには保護シートのビリビリが剝がれにくいとありますが、僕は気持ちよく剥がれました。
たぶんですけどこの配慮(保護シート)の配慮は本家ピコグリルにも無いのではないでしょうか?
さすがは日本メーカーといった感じです。
組み立てたとき
組み立てといっても、脚を広げて板を組み合わせて乗せるだけ。
でも僕はこの脚を広げる際に苦戦しました。
イメージとしてはパタパタと「展開」するとよいのですが「広げようと」引っ張ると広げられません。
発想の転換というか知恵の輪の様なイメージなのですが、出来ない人には難しいし、出来る人には「なんでできないの?」となります。
実際キャンプに興味のない妹はあっさりできました。
廉価版ピコグリルを近くのキャンプ場で使ってみた
ピカピカの焚き火台もそれはそれで良いのですが、こういうのは汚れてなんぼ。
さっそく近くのキャンプ場で火入れ式をしてきました!
構造が簡単なので壊れる心配はなさそう
構造自体が薄い鉄板と細いパイプなので、収納性は極めて良し。
コンテナの隅っこやザック、パニアバックなど、人力移動でも問題なく運べるなと感じました。
構造が簡単なので雑に扱っても壊れる心配もなさそうです。
サッと広げてパッと火を点けて焚き火を楽しんじゃいましょう。
評判通りよく燃える
V字の焼き床と、底のスリットで風がよく通るので、評判通りよく燃えます。
薪もくべやすく、ますます焚き火が楽しくなります。
焚き火の楽しみは小さな火種から炎をそだて、小さく長く燃やすこと。
ピコグリルタイプの焚き火台は周りを囲うものがありません。
なので火種から火を育てやすく、焚き火をあまりしたことがない人でも簡単に楽しめると思います。
火吹き棒は必須
よく燃えますが、火吹き棒は用意しましょう。
火力を上げたり、最後まで薪を燃やし切るために使います。
・伸び縮みの幅が広い:安全に使えてコンパクトに収納できる
・口が細く、息を吹きかけやすい:ストローの様に勢いよく吹ける
・樹脂の持ち手がカッコイイ:道具は見た目も大切。滑り止めにもなっている
火ばさみも用意しよう
燃えている薪を並べなおすには、火ばさみがあると火傷しにくく安全に焚き火ができます。
薪を移動するためには火ばさみが便利です。
薪をくべたあと、放っておくと薪が崩れて空気が通りにくくなります。
掴みやすく持ちやすい火ばさみを選びましょう。
・てこの原理で力が入れやすい:力のない人でも安全に薪をつかめる
・丈夫なつくり:短銃な構造の火ばさみは、すぐにつかみにくくなりるが、この商品は丈夫で長く使える
・操作性:木製のグリップと、囲まれた持ち手で力が伝わりやすい
グローブもあるとさらに安心
薪を安全に持ち上げる際に焚き火用のグループがあると安心です。
薪にはトゲがあります。
トゲが刺さると痛いばかりか化膿してしまうこともあるので注意が必要です。
履きやすく脱ぎやすい、やわらかい革のグローブを選ぶのがポイント。
・革のグローブは柔らかさが大切:安価なグローブは硬いことが多い。価格より、使いやすさに注目
・着脱のしやすさ:着脱しにくいと使うのが面倒になる。簡単に着脱できるモデルを選ぼう
・ワイルドな見た目:推奨はしないが、グローブで火の点いた薪をつかむのは格好いい。時にはワイルドに行こう
片付けも簡単
片付けも簡単です。
すべて燃やし切ったら焼き板をソット外してそのまま廃捨て場に持って行きましょう。
・火の点いた薪には極力水をかけない
・焚き火台を運ぶときは、冷めたことを確認してから
・灰捨て場の使用は、キャンプ場のルールにしたがって
注意!焼き床が割れそうになる(たぶん設置のしかたが悪い)
最後に注意点。
たぶん僕の設置のしかたと、大きな薪を入れ過ぎたせいもあると思うのですが、一度焼き床が割れそうに(解体されそうに)なりました。
慌ててハメなおしたのですが(僕は元溶接工で炎に対する怖さがあまりありません)
設置する際、スリットにしっかりハメれば安全に焚き火を楽しめるので、今後の反省点としたいと思います。
みなさんはこの様な事の無いように事前の確認をしっかりしましょう
総評【廉価版】ピコグリルで十分と思う
キャンプに限らずアクティビティは危険が伴います。
ですのでお金をかけるところにはしっかりかけないと、ケガばかりでなく、命に関わる場合もあります。
でもでも、無限にお金をかけられるかと言えば、そうもいきませんね。
同等の性能を得られるのであれば、オマージュ商品を選択するのもアリです。
鉄板を組み合わせただけの焚き火台は、その典型です。
賢く買って、正しく使って、楽しく遊びましょう!
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