アウトドアブームと言われて久しいですが、最近ではコーヒーも秘かなブームです。
キャンプや登山での休憩にコーヒーを淹れる人もいて、アウトドアとコーヒーは相性がいいのです。
おいしいコーヒーを淹れるにはたくさん道具が必要なんでしょ?
じつは、おいしいコーヒーを淹れるために必要な道具はたったの2つなんだ
そう、じつはおいしいコーヒーを淹れるために必要な道具はたったの2つ。
この記事で紹介する道具があれば、確実に普段よりおいしいコーヒーが飲めます。
後半にはこだわりが出てきたら欲しくなる道具も紹介しますので、最後までご覧ください。
アウトドアとコーヒーは相性がいい
かつて千利休が野点の文化を確立したように、野外でお茶を飲む文化が日本にはあります。
千利休は日本茶ですが、コーヒーも外国に行けば同じ位置づけです。
景色を見ながら、季節を取り入れた甘味をお供にお茶をいただく文化は世界中にあります。
山頂で一服、焚き火を見ながらコーヒー…いや、珈琲です
最近はテレビでもよく見るキャンプをはじめとしたアウトドア。
焚き火を見ながらコーヒーを飲むシーンを見てやってみたいと思う人も多いのではないでしょうか。
また本屋さんに行くとたくさんの登山雑誌が並んでいて、どの本にも山頂でコーヒーを飲む写真が掲載されています。
書くいう僕もソロキャンプで本を片手に焚き火でコーヒーを淹れたり、山頂で至福の一杯を飲んだりしています。
その時のコーヒーの味と言ったら…いや、その時はコーヒーというより【珈琲】と表現したくなります…
これだけ揃えれば十分。アウトドアでコーヒーを楽しむための道具2選
キャンプをしながら、山頂で景色を見ながら。
そんなシチュエーションで至福の一杯を飲んでみたい…
そうは思ってもどの道具から揃えればよいか分からないですよね。
そこでアウトドア歴25年、コーヒー歴3年の僕がアウトドアでコーヒーを始める時にとりあえずこれだけあればいいよという道具を紹介します。
いろいろ大変なイメージのある珈琲ですが、たったこれだけ、2つだけ揃えればおいしいコーヒーが飲めますよ。
コーヒーミル:【ハリオ】セラミックスリム
おいしいコーヒーを飲む最初のステップは、挽きたての豆を使うこと。
飲む直前に豆を挽くことで、鮮度が落ちにくく香りの広がりも全然違います。
紹介するコーヒーミルならプラスチック製なので軽く、仮に野外で落としてしまっても割れにくい特徴があります。
1杯~2杯分を一度に挽けるのでソロやデュオでのシーンに最適です。
僕は山頂で出会った他の登山者に振舞うことがよくあります。
その度に「香りが全然違うね」と言われます
ドリッパー:【スノーピーク】フォールディングコーヒードリッパー
コーヒーミルで新鮮な豆を挽いたら次はコーヒードリッパーです。
キャンプや登山に持って行くドリッパーは折りたためることが必須条件。
よくワイヤーでできたドリッパーを見ますが、あれは粉を平らにする際に揺れてしまいイマイチです。
もう一つ、板を組み合わせるドリッパーもありますが、抽出が終わるときにカップから持ち上げると崩れることがあります。
その点このドリッパーは展開が簡単で、全てのパーツが繋がっているので安定感があります。
絶対的な収納サイズは他のドリッパーに譲りますが、ことおいしいコーヒーには安定して淹れられるのはアドバンテージです。
フィルターはハリオのV60 01用を使います。
こだわりたくなったら揃えたいコーヒーグッズ+4
上のおいしいコーヒーを淹れるために必要な道具を見て「本当かよ」と思われた人もいると思います。
おいしいコーヒーを淹れる基本の「飲む直前に豆を挽く」だけ叶えられればインスタントはもちろん、ドリップバッグとは別次元のコーヒーが楽しめます。
けれど、もう少しステップアップしてみたい人に、よりおいしくコーヒーを淹れるための道具プラス4を紹介します。
ちなみに上記を含めこれら全部揃えても、ネット通販を上手く使えば1万円しないで揃えられます。
コーヒーは趣味の中でもかなりお金のかからない趣味だと言えると思います。
サーバー:【ハリオ】V60 コーヒーサーバー
登山でコーヒーを飲もうとしてガラスのサーバーを持って行くのはハッキリ言ってアホです。
重いしかさばるし、割れる危険もあります。
でもガラスに透かされる琥珀色を見たくて持って行ってしまうんです。
そう、僕もそのアホの一人です。
どうしても割れるのが怖い、重さが気になる人は、100均で計量カップを購入しましょう。
大概の計量カップは耐熱温度が75℃と書かれていますが、ドリップされたコーヒーはそれくらいの温度なので心配ありません。
雰囲気には欠けますが、キッチンでも使いやすいことを考えるといい選択です。
コーヒーケトル
コーヒーはお湯の注ぎ方で味が大きく変わります。
コーヒーを始めたばかりの頃はなかなかコントロールできませんが、繰り返し練習すると狙った味が出せるようになります。
その狙った味への第一歩がコーヒーケトルの導入です。
おすすめは安定してお湯を注げる細口タイプ。
アウトドアで使うのであれば容量も少なくて構いません。
その方が収納スペースも食わないですので。
温度計
温度計…
ここまで来ると「そこまでしなくても」と思われるかもしれません。
けれど、お湯の温度でコーヒーの味は大きく変わります。
極端に言えば抽出温度が5℃違うと、別の豆を使ったのかと思うほど味が変わります。
大まかには沸騰したお湯を一度ケトルに移して、再度汲むとちょうどよくなると言われています。
けれど、欲しくなるんですよ、温度計が。
この1℃が…とこだわりたくなるのがコーヒー、いや、珈琲なのです。
いずれ必ず欲しくなるのでデジタルの安いので十分なので購入しておきましょう。
計量器
これもこだわり出すと欲しくなるアイテムです。
計量器で何を計るかというと、豆の量と抽出量です。
豆の量はドリッパーに付いているメジャースプーンでも計れるのですが、豆の大きさや焙煎度合いで重さが変ってしまいます。
また、抽出量はサーバーの目盛りで計ることができますが、これも温度と同じで10㏄違うと全く違う味になってしまうのです。
抽出量に関しては目盛りを見る位置でも見え方が違うので(小学校の理科で習いましたね)計量器で計ることをおすすめします。
時間に香りを乗せて…
山頂で景色を見ながら、キャンプで焚き火と一緒に…
コーヒーは非日常のアウトドアにさらに彩を添えてくれます。
おいしいコーヒーを淹れるために必要な最低限の道具は2つだけ。
価格にして5千円ほどです。
もっと安く済ませることもできますが、アウトドアは雰囲気も大切です。
こだわりの道具でこだわりの一杯を淹れてみてください。
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