
コーヒーがおいしく淹れられないの

おいしいコーヒーを淹れるポイントは軽量だよ
ドリップコーヒーをはじめたけど美味しく淹れられない。
そう悩んでいる人にコーヒー歴4年の僕がいつも飲んでいるレシピを紹介します。
目指した味は毎日飲みたいスッキリコーヒー。
要点をまとめて書いたのでコーヒーの淹れ方に迷っている人は参考になさってください。
おいしいコーヒーとは

これを言ってしまうと身も蓋もありませんが、コーヒーは趣向品なので、本人がおいしいと思えればそれでいいと思います。
苦みのあるコーヒー、酸味が特徴のコーヒー。それぞれ良いところがあります。
ブラックで、砂糖やミルクを入れて。
好みに合わせてカスタマイズできるのもコーヒーの楽しみ方ですね。
僕は缶コーヒーも好きですよ。
そのなかで味に変化を付けられ、自分好みのコーヒーを探せる意味ではドリップコーヒーは趣味として適している言えるでしょう。
この記事では4年かけてたどり着いた「僕が」おいしいと感じるコーヒーレシピを紹介します。
目指したのは、甘みがあって毎日飲みたくなるコーヒーです。
あなたも「あなたが」飲みたくなるコーヒーを探してみてください。
おいしいコーヒーを淹れる秘訣は計量

おいしいコーヒーを淹れるポイントは「計量」です。
ドリップコーヒーの味を左右するのは以下の4つ
- 豆の量
- 蒸らし時間
- お湯の温度
- 抽出量
これらをしっかり正確に計ることで、コーヒーの味が安定します。
お湯の温度は電気ポットの温度指定保温や、温度計があれば可能です。
豆の量は0.5g、抽出量は10ml変わるとコーヒーの味に影響がでます。
また、おろそかにしがちな蒸らし時間。蒸らし時間を決めることでも味は安定します。
これらを計るためには計測器があると便利。
代替品もありますが、機能を考えると専用モデルがおすすめです。
おすすめのコーヒー道具はこちらを参考になさってください。
コーヒーを淹れる前、3つのポイント

コーヒーを淹れる前にいくつか準備しましょう。
- 豆:焙煎してから1週間以内の豆を、淹れる直前に挽くのが理想。焙煎度合いは好みで。挽き具合は下の記事から。
- 道具をセットする:道具についての詳細は下の記事を参照してください。置く順番は下から、スケール→サーバー→ドリップスタンド→ドリッパー→フィルター です
- コーヒー器具は温めない:温めると一口目が熱くなりすぎ、香りが飛んでしまいます。(冷める過程で味が変るのも楽しい)
- ペーパーフィルターに湯通ししない:湯通しすると挽いた豆を入れた瞬間に抽出が始まってしまい後述する蒸らし時間に影響が出ます
ここに挙げたポイントのうち2つは普通推奨されていることですが、僕は行いません。
家で手軽においしいコーヒーを淹れることを求めた結果行きついたポイントです。
スッキリおいしい何杯でも飲みたくなるコーヒーレシピ(僕の場合)

僕の淹れるコーヒーはスッキリしたコーヒー。
コーヒーとはゆっくり味わうものと思いつつ、ついグイグイ飲んでしまいます。
なのでいつも「もう少し飲みたいな」と感じるので、通常より多めの170㏄淹れます
一杯分(170㏄)の分量
・豆の量:13g
・蒸らし時間20秒(17秒)
・お湯の温度:90℃
一つずつ説明します
豆の量
僕の淹れるコーヒー。豆の量は1杯13gです。
誤差は0.5g、できれば0.2g以内に納めます。
ドリッパ―に付属のメジャースプーンでは±0.7gほど出てしまうので、キッチンスケールで計りましょう。
通常メーカー推奨の分量は8~12gですが(メーカーによって違う)僕は後述する抽出量を多くしたいので、味のバランスを考えこの量にしました。

豆はなにがいいの?

初心者なら甘みを感じられるブラジルがおすすめだよ


甘みが特徴のブラジル産コーヒー。
ハニーショコラの名前のとおりより甘みが際立っています。
コーヒーのフレーバーをジャマしない甘さ控えめなスイーツがあう。
いがいとしょっぱいお煎餅もあいますよ。
蒸らし時間

蒸らしは豆の準備運動です。
いきなり熱いお湯を注がず、しっかりストレッチしてからにしましょう。
僕の場合蒸らし時間は20秒(17秒)
10秒だと軽く、30秒だと苦めのコーヒーに。20秒でバランスの良いコーヒーになります。
(17秒)というのはストップウォッチが17秒を指したときにお湯を注ぎだすと、20秒になったときにケトルからお湯が出ます。
お湯の量はごく少量。
ドリッパーにポタポタ落ちるくらいです。
お湯を注ぐ

お湯の温度は90℃前後。高ければ苦く(95℃くらい)低ければ甘みのある(88℃くらい)コーヒーになります。
僕は電気ポットの保温温度を90℃にセットし、コーヒーケトルに移して使ってます(これで88℃くらいになります)
電気ポットがない人は温度計で計るのが理想ですが、やかんでひと煮立ちさせ、落ち着いたお湯をコーヒーケトルに移すだけでもいいです。
そもそもコーヒーケトルがないという人は、お茶を淹れる急須でも代用できます。
細ぐゆっくり注ぐという点では共通しているので。

僕もはじめは急須で淹れていました。
きつさこ 常滑焼 雫急須 朱泥カラー
細くゆっくり注げるので、ドリップケトルの代用に最適です。
大きく傾けると蓋が外れるので手を添えるとよいです。両手を使うことで安定して注げます。
表面がツルっとしていて茶渋が付きにくいので、お茶用としても長く使えます。
抽出のポイント
いよいよ本番、抽出です。
この抽出方法はハリオV60ドリッパーが前提にしています。
もし「むずかしいな」と感じる人はメリタアロマドリッパ―だと一気に注ぐだけでおいしいコーヒーになりますよ。
ドリッパ―のおすすめはこちらからどうぞ
【ハリオ】V60ドリッパ―を使ったコーヒー抽出のポイント
- 中心にゆっくり注ぐ(やさしく。赤ちゃんの頭を撫でる様に)
- 少しずつ円を広げる様に注ぐ(500円玉くらい)
- 途中で止めずに注ぎ続ける(止めると再投入時にスピードが変ってしまう)
- 160mlになったら注ぐのを止めて、お湯が落ちきる前にドリッパ―を外す
(少し前に止めないと抽出量が多くなってしまいます。最後まで落としてしまうとエグミが出ます)
抽出のステップは4つあり、一見難しく感じますが、慣れると流れ作業でできます。
ぜひチャレンジしてみてください。
【メリタ】アロマドリッパーを使ったコーヒー抽出のポイント
ハリオのドリッパーがむずかしく感じる人にはメリタのドリッパーがおすすめ。
基本的にお湯を注ぐだけでおいしくなります。
- 豆が湿るくらいにお湯を注ぐ
- ドリッパーいっぱいにお湯を注ぐ
- 欲しい量になったらドリッパーを下ろす
メリタのドリッパ―は基本的にお湯を注いだら放置して構いません(あふれない様に注意)
穴が少し上にあるのでドリッパ―にお湯が少し残り、エグミも抽出されません。
一つ穴なので抽出時間がゆっくりで、ボディー感のあるコーヒーになります。
カリタは使ったことがないのでわかりません。
おそらくハリオとメリタの中間ではないかとイメージしています。
豆の鮮度も大切

よく言われることですが、おいしいコーヒーの大きなポイントに豆の鮮度が挙げられまが、これは本当です。
豆の鮮度が良くないと、豆の油分と空気中の酸素が結びつき酸化し、イヤな酸味がでてしまいます。
コーヒー豆は焙煎した直後から酸化が始まります。
その酸化を少しでも遅くするには、豆のまま保存することです
豆のまま保存すると表面積が少なくでき、酸素と触れるのを少なくできます。
コーヒー豆は淹れる直前に挽くには上記のような理由があるのです。
また、蒸らしをしている時の豆の状態で豆の状態が判断できます。
鮮度の良い場合は豆の含まれるガスが放出され、プクーっと膨らんできます。
逆に鮮度の良くない豆は膨らまず、蒸らすときもお湯が留まることなく落ちてしまいます。
これが4年間毎日コーヒーを淹れて見つけたレシピです
これが僕のコーヒーレシピです。
好きな豆は、甘みを感じられるブラジルの中焙煎が多いです。
すっきり飲みやすいコーヒーを目指したレシピですが、もちろんこれが最終回答ではありません。
この先も変わるでしょうし、この記事を読んだあなたも自分流にアレンジしてみてくださいね。
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