北海道縦断物語もいよいよ佳境に入りました。今回は稚内市街に到着です。ライダーの憧れ、オロロンラインを満喫!?しながら走ります。
そして今回は北海道名物「ライダーハウス」に泊まってみます。
ではおとうさんの北海道縦断物語、お楽しみください。
8月13日 曇り→雨 果てしない一本道「オロロンライン」
海のキャンプ場は朝から暑い。
それでもコンクリートの上にテントを張ったので砂に悩まされずに設営、撤収ができた。
今日も4時に起きて6時には出発した。
オロロンラインは道の駅が連続するので、今日はスタンプを押しながらゆっくり行こう。
と思ったらはじめの初山別(しょさんべつ)の道の駅はまだ開いていなかった。
適度なアップダウンを楽しく走りながら富士見の道の駅。
これまた開店前。
う~ん…
天塩(てしお)の道の駅でようやくスタンプを押せた。
出発が早いので仕方ないんだけど、せっかくだからもう少しスタンプを押したい。
かと言って3~4時には疲れてテントを張っている。
悩ましいところだ。
天塩を過ぎると、いよいよ「オロロンライン」
日本海を見ながらの直線をひたすら進む。すすむ。スス。。ム。。。。
景色が変わらん!
何度か書いているが、長く自転車を乗っていると登り坂が楽しくなる。
それでも平坦な道は楽しいのだが、右手は丘、左手は日本海と利尻島(りしり)、遠くに稚内市街が見えるけど、全く同じ景色が続く!
人が住んでいる気配もないので路側帯も少なく。休憩する場所もない。
しかも天気は曇り空。
北緯45度通過点モニュメントで記念写真を撮ってようやく休憩。
寒くなってきた。
本州から来たチャリダー(自転車で旅する人をこう呼びます。ライダーじゃなくて、自転車だからチャリダー)とお話して出発。
チャリダーと出会っても一緒に行動したりはしません。
見たい景色も違うし、ペースも違う。
名前も聞かないで、ただ旅の成功と無事を祈って手を振る。
土砂降りのなか、稚内到着
稚内市街まで100㎞の看板が見えたころから雨が降り出した。
霧雨にも満たない程度なので気にせず走る。
今日は走りすぎだなぁと思いつつも、直線ばかりで精神的にはキツイけど、体力は余裕がある。
一気に行ってしまって、明日宗谷岬をゆっくり楽しむもう。
この辺の自由さが一人旅のいいところ。
しかし、稚内まで40㎞の看板が見えたところで突然土砂降りになった。
土砂降りというより「豪雨」と言った方がいいくらい。
本当に突然で、カッパを着るのも間に合わなかった。
辛うじて上着は着たけどパンツが間に合わなかった。
ズブズブになって稚内市街に到着。
本当はノシャップ岬で写真を撮って、無料キャンプ場「稚内森林公園」で寝る予定だったけど、それどころじゃない。
どうしようか考えていると、ライダーハウスを見つけた。
ライダーハウスとは
ライダーハウスとは北海道を旅する人向けの低予算で泊まれる宿泊施設のこと。
素泊まり1000円から2000円で泊まれることが多い。
素泊まりだが食堂を併設しているライダーハウスもあり、現地のおいしい物を愉しめる。
ライダー同士情報効果の場になっていて、夏の北海道の風物詩となっています。
ちなみにライダーさんじゃなくても泊まれます。
利用したことはないけれど、「徒歩宿」というのもあるらしいです。
ライダーハウス サガレン
稚内に入ってすぐ「サガレン」とうライダーハウスがあったので入ってみた。
暗い倉庫の向こうのガラス戸に向かって何度か声をかけるとおばあちゃんが出て来た。
「ごくろうさま」と一言二言会話をして1500円を払って部屋へ入る。
(ちょっと高く感じたけど仕方ない)
狭くて急な階段を上る足元はギシギシいう。
靴はグチュグチュいって気持ち悪い。
おばあちゃんが「風邪ひくよ」と乾いたタオルと、靴を乾かす新聞紙をくれた。
「シャワーも入んな」と言ってくれたので、片づけをしてからゆっくりシャワーを浴びた。
痺れと寒さで震える指先がゆっくり解れていく。
大広間に布団を敷く。
実に1週間ぶりの布団だ。
インスタントコーヒーがあったので砂糖を多めに入れて温まる。
テレビではオリンピックがやっていた。
これまた1週間ぶりのテレビだ。
元々テレビは観ないから天気予報だけ確認する。
確認したところで「雨ですか。そうですか」と、停滞するわけでもない。
ただ文明に触れたかった。
車庫でご飯と缶詰で食事。
翌朝の米を研いでおく。
明日はいよいよ宗谷岬だ。
行程は50㎞もないので2時間くらいで着いてしまう。
万全の準備と心構えで明日を迎えよう。
- 走行距離:142㎞
- 走行時間:8時間
- 総走行距離:510㎞
- 平均速度:18㎞
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