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若かりしころの思い出。おとうさん北海道縦断物語~10日目・旭川→占冠

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おとうさん北海道縦断物語~10日目・旭川→占冠。

朝晩めっきり寒くなってきましたが、もう少しで旅も終わりです。

ケガと風邪にだけ気をつけてドンドン進みます。

旭川を過ぎたらまた田舎道です。国道の何もない一本道をひたすら南下。

パッチワークの丘、北の国からの富良野を過ぎて快調な旅なのですが…

ご覧ください。

今回から写真がありません…たしかフィルムが無くなったんだと思います…

目次

8月18日 晴れ

お盆を過ぎてからめっきり寒くなったけれど内陸に入ってますます朝晩の冷え込みが強くなった気がする。

旭川は北海道でも夏暑くて冬寒い土地。

夏のさ高気温は同時では珍しかった30度、冬の最低気温は平気で-20度を下回る。

その差は実に50度。

-20度ってどんな世界なんだろう。ちなみに一番冷え込む2月には空気中の水蒸気が凍るダイヤモンドダストが見られる(もう聖闘士星矢の世界だ…)

寒さに震えて目が覚めてとりあえず一服。

毎日息を切らして自転車を漕いでいるのにタバコだけはやめられないし、やめる気もない。

山を登り切った時の一服が格別なのだ。喫煙者の特権とあえて言っておく。

前の日にうるかしておいた米を火にかけ、おもむろにご飯を炊き、さんまの蒲焼の缶詰にマヨネーズをかけて食べる。

これが美味い。

旅に出ているときはご飯のおかずになるし手軽にカロリーを摂れるから頻繁に食べていたから帰って来てからも食べたいところだけど、見た目のインパクトはアラフィフになったお腹を見ると躊躇するものがある。

手早く食事を済ませていざ南へ!

って言うとカッコイイが何もない一本道をひたすら漕ぐ。

体が温まるまで日陰に入った瞬間身を捩る。

パッチワークの丘 北の国から

そうこうしているうちにパッチワークの丘で有名な美瑛(びえい)に着いた。

ペンギン村を思わせる丘が連続する景色はもちろん、適度なアップダウンが走っていて本当に気持ちがいい。いつまでも走っていたくなる。

美瑛の道の駅の看板が見えたので行こうと思っていたらいつの間にか富良野に入っていた。

富良野はドラマ「北の国から」の舞台になった小さな町。

この小さな町で深い深い人間ドラマが繰り広げられた。金八先生とならんで僕の好きなドラマだ。(ちなみに当時からテレビはほとんど見ない)

富良野駅の看板が見える。

行ってみようかかなり迷う。

行ったらほたるちゃんが「とうさん…ほたるは悪い子です」と旭川行きの汽車に乗っているかもしれません。麓郷の看板も。行ったら順が「水が出ましたよ!」って走っているかも…しつこいな・・・詳しくはDVDでどうぞ

熊が出るよ 占冠

富良野を過ぎてレストランの駐車場で休憩。

もちろんレストランでは何も食べない。

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昼食はどうしてたんだっけ?たぶん昼食らしい昼食は食べていなかったような気がします。

そのかわり1日に2~3本バナナを食べていました。

セーコーマートに1本ずつ売っているのでそれを買っていました。

房でかうと潰れるのが嫌だし、カロリーメイトは口の中がパサつくのが辛かった。

当時はソイジョイとかゼリー飲料は無かった気がする。

いまは便利になりましたね。

レストランの駐車場で地図を見ているともう少しで金山峠(かなやまとうげ)があるらしい。

傾斜の目安になる等高線を見るとそこまでの坂じゃなさそう。

案の定ゆるい登り。

と思ったらいきなり激坂。これには参った。

息も絶え絶え登り切って一気に下る。

麓に売店があったので霜だらけのガリガリ君を買う。

昼を過ぎると熱いのでおいしかった。

アイスなんて久しぶりだ。体の隅々まで染みわたる。

占冠(『しむかっぷ』と読みます。読めないでしょう笑)の道の駅で周辺の情報を仕入れる。

もう少し行くと日高(ひだか)の道の駅があるみたいだ。そこは大きな道の駅みたいだけど、その手前に500mくらいの峠があるみたい。

いけなくもないけど集中力が切れかけていたので無理しないことにした。

それに道の駅のとなりにある公園(っていうより原っぱ)が、さも「旅人さん、野宿していってくださいな」と言っているようで、今日の寝床はそこにすることにした。

でもあとから何か言われても嫌だなと思って道の駅で確認すると「道の駅とは関係ない施設だから良いんじゃない?でも熊出ても知らないよ」と熊みたいなおばさんに言われた。

熊がでたらそれはそれで「おいしい」と思うので気にしない。

東屋の横にテントを立ててカップ麺と売店で買ったおにぎりで晩御飯。

することがないのでラジオを聞いてみる。

電波が悪くてNHKしか聞けないけど、外国語講座と海外の天気予報を北海道の田舎の公園で野宿をしながら聞くのもおつな物だ。

ちなみにもう米が無い。

あと多くても2日しかかからないから買うわけにもいかないなと思っていたら、あとから来た大学生の旅人にスパゲティの作り方を教わった。

これなら軽いしイイ感じだ。

テントから顔を出して大学生と話しているとタバコの火でテントに穴を開けてしまった。

米といい、テントといい、本当に旅の終わりが近づいているようだ。

  • 走行距離:91㎞
  • 走行時間:5時間46分
  • 総走行距離:1051㎞
  • 平均速度:15.7㎞

面白かった(^▽^)/ と思ってくれたらレッツぽち☟

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この記事を書いた人

おとうさん
このサイトの主
はじめまして、おとうさんです。
普段はアウトドアライターと、当ブログの管理をしております。
名前の通り、お父さんでもり、妻と子を支えております。

このサイトでは「アウトドアって楽しい」を肩ひじ張らず、のんびりと語っていきたいと思います。
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