おとうさん北海道縦断物語11日目。
旅も残すところいよいよあと2日です。
最後まで気を抜けませんがなんとなくホッとした気持ち。
旅のトラブルにもようやく慣れてきたのでますます名残惜しいですが、帰る家があってこその旅です。
無事にかあちゃんに会えるまでがんばるぞ!
ご覧ください。
8月19日 晴れ→雨
日差しを遮るもののない原っぱで迎える朝は久しぶりに暖かかった。
それでも4時半に目が覚める。
この生活がもう2週間近く続いているが、朝眠いってことがない。
人間が本来持つリズムなのだろう。疲れもなく快調な朝だ。
寝床にした公園の近くにある売店で買っておいたおにぎりで簡単な朝食を済ませ7時に出発。
のんびりだけどあと長くて2日の旅。朝を噛みしめる。
今日は朝から難関が待ち受ける。
標高500mの日高峠(ひだかとうげ)だ。
アップダウンを繰り返し、なかなか峠らしくならないけれど、冬に車がスリップしないためにチェーンをつける、ちょっとした駐車場(チェーン着脱場)をきっかけに一気に登る。
約30分の長い坂を登り終えると、待ってましたとばかりの下り坂。
快調に下って行く。
赤トンボの大群が道路を埋め尽くしている。「もう秋だな…」なんて感傷に耽っている場合ではない。
顔はもちろん、目や時には口の中に入りそうになる。景色を楽しむどころではなく、悲鳴すら上げられず、トンボの中に突っ込んでいく。
10分下ってセーコーマート。
今日の食料と行動食を仕入れる。
本当は帰る気になれば今日中に帰れるんだけど、今日はかみさんが仕事でいない。
できればお迎えしてほしいし、したいはずだ。
だから今日は鵡川(むかわ)の道の駅でもう一泊してから、明日帰ることにした。
その方が距離的にも無理が無いし。安全第一。
でも今日も集中力が無い。横を走り抜ける大型トラックがやたら怖く感じる。
やっぱり疲れが溜まっているのかな?気を引き締めていこう。
何とか無事に鵡川の道の駅に到着。
スタンプを押してベンチでおにぎりを食べていると12時のサイレンが鳴った(本格的な田舎あるある)
テントを張るにはまだ早いし、道の駅でテントを張るときは閉館してから張るのがマナーです。
でも物陰に張れそうないい場所を見つけたので、雲行きが怪しいこともあり、強風のなか手早くテントを張ってしまった。
テントに入って寝袋を広げていると風がやんだので「なぁんだ」と思っていたら突然土砂降りになった。
まさにギリギリセーフ。
夜ご飯はきのう大学生チャリダーに教えてもらったスパゲティ。
テントの入口を少しだけ開けて、テントの中で作った。(一酸化炭素チェッカーを使って自己責任で)


- 走行距離:81㎞
- 走行時間:4時間30分
- 総走行距離:1132㎞
- 平均速度:18.4㎞
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次回は最終回!
次のお話で【おとうさん北海道縦断物語】も最終回です。
約2週間におよぶ旅を終えておとうさんはどう変わったのか。
家族の反応は?
ていうか無事帰って来れるのか?
かいみんぐすーん…
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